社会的死から蘇生を試みるのは
何も今回が初めてのケースじゃないだけに
達成できるか微妙な線だな
出戻る度に神経衰弱の度合いが強まり疲弊していって
基礎体力が著しく低下しているから
過去最大級の苦戦を強いられる事は避けられない
これは有名な逸話であるが
90年代半ば、バンドが活動停止
事実上解散状態にあったTheVerveのリチャードに対して
盟友であるOasisのノエルは「Cast No Shadow」という曲を捧げた、
生きる屍に「影を失っていたアイツ」と囁きかけたその光景は宛ら
臨死状態の患者に家族が呼びかけを行い意識が戻るという体験を彷彿とさせる
そして見事リチャード率いるTheVerveは
荘厳なる琴音「Bitter Sweet Symphony」
ロック史に燦然と輝く名盤
90年代後半のネヴァーマインド「Urban Hymns」を引っ提げ
地獄の淵から不死鳥の如く這い上がり
大英帝国の頂点へと奇跡の奪還を果たした
まぁこの生還劇を
自らの状況に照らし合わせる様な身の程知らずではないけど
一度黄泉の国へと旅立った人でも
最後の最後まで見捨てないでいてくれた戦友の支えによって
陽のあたる人生の表舞台へと復活する事が出来たという意味で
励みになるエピソードです