06月24日NHK教育テレビ 福祉ネットワーク こころの相談室
「ひきこもりサポートキャンペーン〜医療の援助が必要なとき」
ひきこもりと病気の関係
アンケートに答えたヒキのうち39%が医療期間にかかった経験あり
特別な疾患がなくても、社会から隔絶された状態で長時間過ごすと
気持ちが変容してくる。
しばしば人間性の未熟な部分衝動的な部分がでてきやすくなり、
それが各種精神症状につながることがある。
つまり、ひきこもることによって病的症状が出てくることもある。
ひきこもりによる精神症状
対人恐怖 (近所の視線を気にする視線恐怖、醜容恐怖等 大半のヒキが訴える
脅迫症状 (非常に細かいことにこだわる脅迫神経症、不潔恐怖・潔癖等
摂食障害 (過食、拒食、女性ヒキに多くみられる傾向
抑うつ気分・自殺念慮 (自殺願望、自傷願望、OD、家庭内暴力
鬱病と鬱症状は違う
ひきこもる → 空虚感に苛まれる → 憂鬱になる
いわゆる鬱病とは違う。
鬱病等病気がもとでひきこもることもあるが
「ひきこもり」は病気でなく状態を表す言葉
いつ医療にかかる?
早すぎるのは問題、まず親御さんが定期的に通院し医者と相談し
対応を考える、くどく説得しても反発するだけなので
ヒキが家で安心して過ごせる環境を作り、落ち着かせて
コミュニケーションをとれる状態を作っておく
Q,ひきこもりは病気ではないので薬を飲むことに疑問を感じる
A,飲薬は個別の症状に対する対処療法、それぞれの症状緩和には有効で
ひきこもりの原因症状が緩和されればひきこもり緩和につながる。