ヒキ板物語を作ろう

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57(-_-)さん
<枝>

 名無しが目を覚ました頃にはもう日が傾いていた。初めの頃は罪悪感もあった。しかし
誰にも責められることもなく、両親もなにも言わない。自分を責めてもしかたがない、しょ
うがないという考えが日々積もり、今ではこれが「日常」となった。
 寂しさはいつもあった。今までの友達、締めつけられるような孤独、外の世界からの疎
外感。名無しはそれから逃れるように毎日、毎日、目をつむり、ベッドの中で過ごした。