>>910 5月27日(土)
ある素材を探しに本屋さんに出向いた...
けっきょくお目当ての本はなかったけど,
その代わり,異色のタイトルに思わず見入ってしまう...
その名も『奇形大全集』
感受性の激しい人は失神すらしかねないその奇形なる人間のおぞましい姿
しかし,わたしはその本から離れられず
久しぶりに1時間ほどの立ちよみをしてしまった...
シャム双生児なんてのは,その本ではあたりまえ
首が二つだって,ぜんぜん珍しくないらしい...
その他,両性具有(ヘルマフロディテ)や,
目が三つ顔が三つ,ロバ女,馬女,象人間,ペンギン女(笑)etc...
奇形の例をあげればキリがない...
中でもスゴかったのが,映画エレファントマンでも有名な,ジョンメリック
その本で紹介されている奇形の人達が,たいてい見世物小屋で働いていたのは周知の事実...
顔は超美人なのに,足が馬だったり,牛だったり,ペンギンだったりして,
写真には笑顔すら見せている人もいた...
でもジョンメリックの奇形は,奇形の中の奇形のようで
わたしもその写真?を見て,思わず目を背けたくなってしまうほど...
映画と同様,彼は,”見世物小屋で働く幸せ”すら,感じることもできず
ピストル自殺をしてしまう...
奇形の原因は,遺伝20% 染色体異常20&で残りの60%は今もなお不明であるという.
奇形に生まれる理由を,もし神が定めているとするならば,
いったいどんな理由があった,というのだろう?
立ち読みを終えた時の感想は言うまでもなく...
「五体満足ってのは,あまりにも幸せすぎるよ...!」
これについては,まだ後談の余地があると思っているけれど,
『奇形全集』をとても購入する気にはなれなかった.