http://www.asahi.com/national/update/0421/006.html 「ひきこもり」就労支援へ職親制度創設 厚労省
自宅や自室にこもって社会活動に参加できない「ひきこもり」の就労を支援するた
め、企業の経営者らが就職先を紹介したり自ら雇ったりする「職親制度」が創設され
る。保護者がいない子どもを代わりに養育する里親制度にならったもので、厚生労働
省が03年度の予算要求に盛り込む方針。
20日、大阪府守口市で開かれた「雇用創出タウンミーティング」(内閣府主催)
で、ひきこもりの自立支援に取り組む市民団体のメンバーが制度創設を提案し、坂口
力厚労相がその場で実現を約束した。ひきこもりから立ち直って就職しようとしても
仕事がなく、再びひきこもってしまう事例が目立つため、引き受け手となる企業や企
業経営者を登録し、自立支援ができる仕組みにする。
タウンミーティング後、坂口厚労相は「今までの厚労省になかった政策。非常に新
鮮な話で貴重な提言。ぜひ実現に努力したい」と話した。
(08:38)