マジレスすると王雀孫は遅筆じゃない。
王がNavelへ入ると決めたとき、社長のアッチョリケが、王にご褒美をやろうとした。
で、一作目のライターの席と今宵も召しませアリステイル(社長は冗談のつもりだったらしい)のどちらか
欲しい方をやるって言ったら、王は迷わずアリステイルを選んだ。
アッチョリケも唖然としたけど、仕方ないから一作目ライターの席は当時風車のあごへ渡した。
当初は、王も満足していた。毎日、画面の中のアリステル・レスデルたんに嬉しそうに話しかけてたよ。
でも、ある日あごがアリステイルのディスクを踏んで割ってしまった。そしたらハゲ大泣き。
「僕のアリステイルが妬ましいのは分かるけど、割るなんて酷い!!」
って大暴れ。他のスタッフもフォロー入れたけど逆効果だった。
お互いヒートアップして取り返しのつかないところまでいってしまった。
結局、王はこれが原因で筆を持てなくなり、あごは責任を取って王のために生涯を捧げることとなった。
最近ようやく王は俺唾を書き始めたらしいけど、本当大変だったらしい。主に心の傷が。
割れたアリステイルは、まだ開発室に残ってる。
王のDQもFFもなくなってたけど、これだけは誰も捨てられなかった。
時々、思うよ。
あの時、王がアリステイルを選ばなければ違った未来もあったのかな、と。
○前スレ
俺たちに翼はない 17くなった王雀孫
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1202913657/ ○公式サイト
NavelオフィシャルHP
ttp://www.project-navel.com/ 俺たちに翼はない
ttp://www.project-navel.com/navel/oretsuba/ テンプレは
>>3-70あたり(予定)。
次スレタイ選考は
>>950あたりから、スレ立ては
>>970あたりにヨロシク。
これは"たとえば"の話だけど。
ある日、翼あるひとびとがグレタガルドの白い空を埋めつくしたんだ。
天地の半ばに羽根の舞う 雪花のごとく繽粉と
慈悲なき鏃の降りそそぐ 羽根のまにまに繽粉と
燃える礫の降りそそぐ 羽根のまにまに繽粉と
草葺き屋根の里が焼け ポプラ木立の邑が焼け
世界の底を逃げまどう 無辜なる民の靴の音
石の街路を駆けぬけて 荒れた畷を駆けぬけて
世界の底を逃げまどう 馬のひづめの轟きよ
エルフの森の王国も ドワーフ造りの山の砦も 機械仕掛けのノームの城も
猖獗極まる侵寇の 波涛の呑まれて隊伍散る
戦火の汀に立たされた 人の子たちの負け戦
翼の泊まる空の下 堅牢堅固も過去の栄誉か 終焉迫る城塞都市
聖なる騎士さえ堂に入り 円蓋の下 神よと祈った
宮廷道化は楼閣のぼり 蝋の翼で飛ばんと嘯く
陰に潜んだスラムの王は 武器を鎧って空を睨んだ
暗き洞棲む妖術使いは 闇を纏って機を待った……
ほら、空ってどこにでも繋がってるよね
どこへ逃げたって、敵はその白い翼でどこまでも追っかけてくるんだ。
だから翼のない彼らは、どこにも繋がってない空を求めていた。
そんな願いが通じて、いま彼らはとてものどかな国でジングルベルを聴いていた―
これは"たとえば"の話だけど。
僕らが君に語るのは、たとえばそんなメルヘン。
2月13日発売BugBug攻略IDOL『Navel特集』より
第1章 渡来明日香
その美貌と人当たりの良さから、全男子学生の憧れの的。
ノリと恥じらいのバランスが絶妙な会話ができるが、実は人付き合いが嫌い。
1章の主人公・羽田鷹志は、友人の悪ふざけででっちあげの想いを伝えられ、
状況を理解した彼女が彼をかばおうと告白を快諾したため、形だけの恋人となる。
第2章 玉泉日和子
明るくも礼儀正しいが、融通のきかない部分もある女の子。
また、相性の悪い相手には感情を抑えようとして棒読みな台詞が飛び出す。
2章の主人公・千歳鷲介とは、彼女の店の店長との合コン計画から接点が…?
第3章 鳳鳴
どこかぽけーっとしているも、案外すばしっこい女の子。
人見知りするが、懐いた相手の前ではちょこちょこ動き回る。
彼女は何でも屋のような3章の主人公・成田隼人に盗まれた自転車の捜索を依頼するも断られるが…。
第4章 羽田小鳩
無邪気で天真爛漫、それでいて勉強も家事も真面目にこなす実にイイ子である。
お兄ちゃんが大好きで、将来はそのお嫁さんになりたいとか…。
最近は家庭の事情やら、どうにも慣れない”ぶらじゃあ”の感触に悩んでいるらしい。
2月13日発売BugBug攻略IDOL『Navel特集』より
『俺たちに翼はない』(Navel)
・各章ごとで物語のカラーが違う感じになっている
・1章2章3章で全然バラバラな物語を語っていって、4章はそれぞれの、それまでの物語のクロスオーバー的な展開になっている
・作品全体のテーマとしては、「人間誰しも持っている疎外感に対する恐れ」といったもので、それを各章で違う角度から見せていく
・統一テーマとして、友嬢とか恋愛とか人間の繋がりがあり、繋がりや繋がりに対する考え方に対し、各章でそれぞれの主人公や他のキャラクターたちが、違った角度からアプローチしていくことによって、いろんな考え方がありますよとユーザーに訴えかけていく感じ
・ストーリーは各章で8・9割解決して、ちょっとした伏線のようなものを残しつつも、基本的には各章で完結する
・各章のヒロインは固定
・他の章のヒロインは、顔見せレベルでは出る
・各章はほぼ同じ時間軸
・4章はテーマとしての総まとめだが、それがまた1本の話になっており、テーマのまとめであると同時に小鳩をヒロインとした章の中のストーリーもテーマと並列したい
・4章の主人公は、1?3章をやっていればアタリはつく
・Hシーンはメインキャラが4人なので、各キャラ3回以上は…みたいな感じ
・明日香と鳴については、『それ散る』からのイメージを持っていると、違和感を感じると思う
・サブキャラは、基本的に決まった章にのみ登場
・サブキャラとのHシーンは、ユーザーからの要望が高いキャラは入れたいと思っている(一応決まっていて、あるキャラないキャラがいる。ないキャラに関しても要望が高ければ)
*ホームページでサブキャラ人気投票?
・ボーカル曲は6曲か、それ以上に(OP・ED、各章ごとに1曲ずつ)
・2008年2月に構成変更の報あり。1章から4章まで1つの物語になる
Navelの今後の新作
・ライターが3人いて、次にどれが出ると言うのが正直良く分からない。準備が整ったものからっていう感じにはなっている
・いつ頃って決まっているものはない。その次に出るであろう作品はこれっていうのは決まっている
・ひとつは誰も想像できないようなものになる。発表されたら「エッ!」って思う(毛色が違い過ぎて、Navel作品とは分からない。なお、凌辱系ではない)
○人物相関図?
◆羽田鷹志
├『美空学園3年A組』
|├◆渡来明日香(→形だけの恋人)
|└◆山科京(→?)
| └『彼氏』
| └◆大学生
└『家族』
└◆羽田小鳩(妹・→好意?)
└『蒼穹女学院付属(1年4組)』
◆千歳鷲介
├『レストラン“アレキサンダー”』
|├◆玉泉日和子(→?)
||└『美空学園(2年B組)』
|├◆日野英里子(→?)
||└『天神大学(経営学科1年)』
|└◆望月紀奈子(→?)
| └『宿木ゼミナール(私立文型Aクラス)』
└『?』
└◆米田優(→?)
└『ファッション雑誌(編集者)』
◆成田隼人
├『何でも屋』
|└◆鳳鳴(→依頼主)
| └『蒼穹女学院(1年C組)』
| └◆香田亜衣(→?)
├◆香田亜衣(→好意)
└◆春日春恵(←客)
└『移動式クレープ屋“パルクレープ”(店主)』
◆王雀孫
└『遅筆ライター』
扉の外は今日も寒かった。
昨日と同じ。明日も同じ。ほどよく晴れてる──けれど冬の朝の乾いた天蓋は、
青空と呼ぶにはほど遠く、かと言って灰色と呼ぶほどに濁ってもいない。
爽快でも陰鬱でもなく、それは寒さに慣れて表情を失ってしまった、くすんだ白。
だから僕は、蕭条とした12月の朝とその空の色が好きだった。
春はあけぼの、冬はつとめて。
昔この国に、そんなことを言ったおばちゃんがいたらしい。僕と気が合うかもしれない。
「はい。羽田です」
『夜分に失礼いたします。渡来と申しますが、鷹志さんはご在宅でしょうか』
「え……えっ? あれ? ええ?」
『あっ、羽田君?』
「あ、はい、僕ですけど」
『なに、緊張してる?』
「ま、まさか。いき――いきなりだったから驚いてさ」
『そっか。私は緊張したけどね。五回ぐらい名簿開いたり閉じたりしちゃった」
「そ、そう……あの、それで何の──」
『あー、気が付いたら置いといたジュース空っぽー』
「え?」
『あはは。名簿開くたび、くぴくぴ飲ってたから』
「へ、へえ、渡来さんでも緊張することあるんだ」
『ね。我ながら意外。わりと根性据わってる方だと思ってたんだけど。
うん、よく考えたら私、同い年の男の子に電話するのって初めてだった』
「え、それも意外……」
『えー、なんでー? 私、ずっと『羽田君一筋』だったでしょー?』
「あ、そっか、あはは……」
第一章について by王雀孫
>? 先月に引き続き『おれつば』第1章の冒頭部から一部抜粋・編集してお届けです。
>? なにかと厳しい主人公を取りまく環境の中、彼にとってほとんど唯一の優しい存在。
>? それがこの章のヒロインとなる渡会明日香です。
>? 頼れるもののない世界で、1人でも話せる人が見つかると、ひときわ嬉しいものですよね。
>? 言うなれば、寒空の下かじかんだ手ですするカップラーメンのような身にしみる温かさ。
>? いや、そういうイベントはないですけど。
【昼休みの教室における青年男子的日常】
鷹志「森里君、お待たせ。みんなのブルガリ買ってきたよ」
森里「おお羽田ァ! なんだよ遅かったじゃん、昼休み終わっちゃうかと思ったよ」
鷹志「ご、ごめん、自分のパンとかも買ってたから……」
森里「あーいや、まァいいって。また頼むな」
鷹志「うん、間に合ってよかった。じゃあ早く食べちゃおう」
男A「え……」
鷹志「うん? なに?」
男A「いや……ああ、羽田もここで食べんだ」
鷹志「うん。おれ、昼ごはん今からなんだ」
男A「あー……あー、そうなん。あー、じゃあ、まァ座ればその辺……」
鷹志「ありがとう。あ、そうだ。さっき預かったお金、70円足りなかったよ」
男B「あ?」
鷹志「お金。70円足りなかった」
男B「ああ。ああそう。おいノブオ、足りなかったってよ」
男A「いや、俺に言うなよ。オメーだろ」
男B「んでだよ、てめえだって半分しか出してねーべ」
森里「ノブぅ、おま、そーゆートコせこいから女に捨てられんだって」
男A「だァら! 違げーつってんじゃん、ありゃこっちから切ったんだっつーの」
男B「までも、そら正解だろ。寝てる隙に男のケータイ見るような女はやべーって実際」
男A「いや、それはべつにお互い様だからいいんだけどー」
森里「おめーも見てんのかよ!」
男A「いや、だってな? マジおかしンだって、あの女。メールが1日20オーバーとか
ヤバくね?」
男B「えでも、夜中とかでテンション上がってりゃ、何気にそんぐらい行くでしょ」
男A「ばか、違くて、ラリーしてねーのに一方的にガァー送ってくんだよ。誰と会ってんだ
とか今すぐ会いたいとか。ネタじゃなくてよ? すんげえガチなやつよ?」
男B「うーわ、そりゃ引くわ、たしかに。どこのサスペンス劇場だよ」
森里「かかか。そら病んでんな。つうかアレだ、イゾンショーだ」
男B「てかさあ、その女なんでこのデブにそこまでハマれんの? そっからすでにありえ
なくね?」
男A「っせーな、ひがんでんじゃねーよ」
男B「あ分かった、そいつB専だろ。ブサイク専門」
男A「も、ええっつーの。しつけンだよ、んな引っぱる話でもねーし」
森里「じゃ話変えっけどー、なー、タデ食う虫も好き好きのタデって何なん?」
男A「てめそれ、話変わってねーじゃねえか!」
森里「かっかっか」
鷹志「あ、森里君」
森里「え……あ、ああ羽田……まだいたんだ」
鷹志「うん、あの、それは蓼っていう水辺とかに生えてる植物でね。この前ネットで
見たんだけど、蓼は苦くて辛くて、あと独特の匂いがあるから──」
森里「あ、ああ、へえ、そーなんだ……」
鷹志「うん。でも蓼にはいろんな種類があって、全部が辛いとは限らないんだけど……
あ、それから蕎麦とか藍とかも蓼科の一種でね」
男A「……へー、あーそー」
男B「……うーわ、超ウケるな。トリビアってやつか、いまどき」
森里「つうかアレだ、マジレスだ」
男A「はー、羽田クンすげーな。物知り羽田じゃん」
男B「でー? 物知り羽田は彼女とかいんの?」
鷹志「え?」
男B「いや、『え』じゃなくて。いま俺ら、そーゆー話をしてんだけど」
森里「オイオイおめ、聞くなよ。さりげにイジメじゃん、それ」
男B「なんでだよ、決めつける方がひでーべ? なあ羽田クン、その辺どうなのよ」
鷹志「い、いないよ、そんなの」
男A「え・え・え、ええ〜っ! マぁぁジでぇぇ〜!?」
森里「くせえリアクションすんなよ。俺の羽田クンがかわいそうだろ」
男B「いやいや、ちょー意外だよ、羽田クンめっさモテそーなのに」
鷹志「え、まさかそんな、あはは……」
男B「うっはー、こいつ謙遜してるよ。やーっべ、羽田チョー殊勝じゃん」
森里「でもアレだろー? 好きなやつぐれーはいんだろー?」
鷹志「い、いないよ!」
男A「うそおー、その反応は怪しくねーかあ?」
男B「えー、教えてよ羽田クン、誰にも言わねーからさあ」
鷹志「え、でも、ごめん……ほんとにいないし……」
森里「いやいや待てって羽田、逆にやべーだろソレは。不健全だって。男として終わっ
てるって」
鷹志「そ、そうかな」
森里「終わってる終わってる。ち○こ壊疽してんじゃねーの。だったら切らねーと全身
腐るぜ?」
男A「マジかよ。やべーじゃん羽田。モロッコ羽田じゃん」
森里「なあ、ちょっとおまえらさ。俺らで羽田に彼女できるよう協力してやんね?」
男A「おほっ? いいねその企画、面白そうじゃん」
男B「ばかおまえ、面白いとかじゃねンだよ。羽田クンの命かかってんだよ。なあ?」
鷹志「い、いいってそんな……おれ、そういうの向いてないし、興味もないから」
森里「だァら、おめ、そゆこと言ってっとカラダ腐んだって。とりあえず羽田の相手決め
ようぜ相手ー」
男A「ちなみに羽田クンは、好みのタイプとかあんの?」
鷹志「だ、だからおれは……」
男B「そーりゃおまえ、羽田みたいのはアレだろ。童顔でこう、おとなしーカンジのさぁ。
なんつーの、ほら、オタ受けしそうな?」
男A「てーと樺島さんか。漫研の」
男B「いやオタじゃねーよ。オタ受けしそうな、つってんだよ」
森里「あー、ロリ系?」
男A「U13(アンダー・サーティーン)?」
男B「行きすぎ行きすぎ。そんなん、この教室に該当者いねーよ」
男A「じゃあなんだよオタ受けって。校門の陰で健気に先輩の帰りを待っちゃう系か」
森里「おお、萌えーってやつだ。髪は黒くてパンツは白って感じの。つうかアレだ、
セージュン系だ」
男B「そう、それそれ。清純系」
森里「つーと? うちのクラスで言ったら誰だ? えーと、あいつ、ヤマシナとか?」
男A「おー、山科京。マニアックなとこ突いてきたねー」
男B「うっそ、山科ぁ? アレおとなしそうっつーか、ジャンル的には『暗そう』の
部類じゃね?」
森里「そーそー、だから羽田みたいのと合いそうじゃん」
男A「あるある。つーか、ぶっちゃけ俺的にも山科全然アリなんですけど。なんかほら、
惚れた男にだけはすげー尽くしそうな感じすんじゃん」
男B「あー、たしかに口ですんのとか上手そうな顔だよなアレ」
森里「かかか、同級生捕まえてフェラ美人って、おまえソレどんだけセクハラだよ」
男B「いや、でも山科ムリだぜ。あいつ、オトコいんらしーもん。なんか、たしか、
大学生の元カテキョとかって」
男A「マジでぇ!? かァー、ヘコむなそれ。せっかく俺が入学式の日から目ぇ付けてた
のによー」
男B「いや、付けるだけなら俺だって軽く30人は付けてっけどさあ」
森里「えー、ちょ、どうするよ羽田。山科、オトコいるってよ」
鷹志「べ、べつにどうも……」
男A「オイオイどーすんだよ羽田、一発目からいきなり失恋じゃん。おまえそんな、
パン食ってる場合じゃねーって」
男B「まァまァ、そんな落ちこむなって羽田。次がある次が。な、他にどんなん好きなの」
鷹志「さ、さぁ……とくには……」
森里「とかゆーやつに限って、理想だきゃーバリ高だったりすんだよなー。外見ばっか
重視したりさー」
男A「マジかよ。すげーじゃん羽田。面食い羽田じゃん」
森里「まー、童貞って夢見がちな季節だからねー」
男B「いやいや、それは責めちゃいけない、それは許してあげよう。DTはみんな通って
きた道だ」
森里「おーし、じゃあ、やっぱ高め狙ってくかァ。夢や理想は高い方がいいって、園長
センセーも朝礼で言ってた言ってた」
男A「おー、言ってた言ってた」
男B「言ってた言ってたじゃねーよ。おめーら、朝礼出たことねーだろ」
森里「それでは理想も高く! ででんっ、渡来明日香っ!」
男A「おほー、トップ目来たァー!」
男B「馬鹿おまえ、明日香さまはトップとかそーゆー次元じゃねーって。やべえよアレ、
笑った顔とかぶっちゃけアイドル入ってんじゃん。俺、あいつと目ェ合ったら
フツーに緊張すんもん」
男A「いや緊張っつーか、むしろこう、朝のだりぃときとか渡来がフッて横通ると、
ッシャァァーって気ンなるよな」
男B「や、だから、あいつは出てんだってなんか。ぶわーってこう、新陳代謝を活発に
する成分とか」
森里「マジでか。もはや歩くアロマテラピーだな。つうかアレだ、マイナスイオンだ」
鷹志「あ、森里君。それなんだけど、実はマイナスイオンが非科学的だっていう説も
あってね」
森里「あー悪り、関係ないやつはちょっと黙ってて。でよー、正直どーなのよ渡来は」
男A「いや、どーもこーもねえって。分析不可だよ。あんなんもう、人種ちげンだよ
俺らとは」
男B「だよなー。もうある意味、やりてーって気にすらならねえもんな。
まあ、そんなわけで? うちらじゃとても敵わないから?」
和馬「ああ、おまえに譲るよ、羽田」
鷹志「え?」
男A「え、じゃねーって。ほら、いま明日香さま呼んできてやっから。ガッツン
行っとけー?」
鷹志「ええ!」
男B「羽田ぁ、ほら連れてきたぞー」
鷹志「えええっ!?」
──物語の主人公はこうしてヒロインと出会いました。 (←注:原文ママ)
クラスメイトのパシリ役に使われている(本人自覚なし)「羽田 鷹志」は、
クラスメイトの悪ふざけで学園のプリンセスと呼ばれる「渡会 明日香」に
告白するハメに! しかしそんな彼の事情を見抜いた明日香は、鷹志を
庇うためあえてその告白を受け入れる、元々お互い恋心があったわけ
ではないから、何の進展もなく卒業を迎えるのかと思ったが……。
(PUSH 2006年11月号より)
【覆面カップルにおける初デートの約束】
鷹志 「あ、あの渡会さん……それで、俺に話って?」
明日香「うん、それなんだけど。羽田君、今日、このあと開いてる?」
鷹志 「えっ……あ、うん、このあと?」
明日香「そ、放課後。もし良かったら、ちょっと付きあってもらいたいところがあるんだ。
どうかな」
鷹志 「え、ええっ、いや、あの……」
明日香「ん?」
鷹志 「ど、どうって、べつに……今日はひ、暇だけど」
明日香「ほんと? おっけ?」
鷹志 「う、うん、いいよ……」
明日香「よし、よく言った」
鷹志 「えっと……それで、ど、どこに行くの?」
明日香「うん。ゲーム屋さん?て言うのかな。ゲームショップ?」
鷹志 「ゲームショップ……」
明日香「うん。ぴこぴこ売ってるとこ」
鷹志 「あれ。渡会さん、ゲームやるんだ」
明日香「ううん、全然。携帯ゲームに付いてたピンボールくらい?」
鷹志 「あ、ああ、そうなんだ」
明日香「だからいろいろ教えてもらいながら見て回れればなーと思って。
羽田君、ゲーム詳しいんでしょ?」
鷹志 「え、いや、詳しいってほどじゃないよ。うん、まあ、普通かな。
でも渡会さん、ゲームって言ってもいろいろあるけど」
明日香「あ、そうみたいだね。うん、でも──」
鷹志 「そうだな、女の子だからやっぱりパズルゲームとか音ゲーかな」
明日香「んん?」
鷹志 「ああ、知らない? ポップジャムミュージックとか、ゲーセンでよくうちの
女子がやってるの見かけるよ。ほら、見たことないかな。こんな大型筐体でさ、
こう、大きなボタンが9個付いてる……」
明日香「あはは。得意な話題だと急に活舌よくなるんだね、羽田君は」
鷹志 「え?いや、別に得意ってほどじゃないよ。うん、まあ、普通かな。
で、どんなゲームがいいの?」
明日香「あ、えっとね、クラスの子が話しててちょっと面白そうだと思ったのが──」
鷹志 「うんうん、どんなのどんなの?」
明日香「あ、あの……ちょ……羽田君、近い近い」
鷹志 「え!?あっ、ごめん、つい……」
明日香「あ、あはは……得意な話題だと急に積極的になるんだね、羽田君は」
鷹志 「え? いや、別に得意ってほどじゃないよ。うん、まあ、普通かな。」
明日香「でね、横で聞いてて面白そうだったんだけど」
鷹志 「うんうん」
明日香「ほら、剣とか魔法で敵を倒して、なんかレベル?を上げてく感じの。
なんてったっけ」
鷹志「ああ、RPG」
明日香「……?」
鷹志 「RPGでしょ?」
明日香「んー、それじゃなくて、えーと……ろうぷれ?」
鷹志 「うん、ロールプレイングゲームだよね。定番ジャンルだからいろんなの出てるけど」
明日香「でしょう? ちょっと雑誌見たんだけど、似たようなのたくさんあって途方に
暮れちゃった」
鷹志 「わかった。じゃあ店でパッケージ見ながら説明するよ。売れ線のものなら大体
知ってるから──
あ、でもそれほど詳しくはないんだけどね。うん、まあ普通かな」
明日香「そっか。良かった、断られないで」
鷹志 「え?」
明日香「多分断られると思ってたから。うん、緊張した」
鷹志 「え、え? なんで? おれが断るわけないじゃない」
明日香「でも羽田君、いままで下校ひとつ誘ってくれたことなかったよね。
2年半も『彼氏』なんだから、いくらでも口実あったのに」
鷹志 「そ、それはそうだけど、だって……」
明日香「ほら、そしたらどう考えたって嫌がられてると思うでしょ普通」
鷹志 「違うよ! そんなこと言ったら、渡会さんが先に……」
明日香「私?」
鷹志 「うん……だって渡会さんがいちばん最初に『私べつにともだちいらないしー』
とか言うから……」
明日香「え」
鷹志 「だから本当はおれも嫌われてるんだろうなって……
こっちとしてはそう思うわけで……」
明日香「ちょっと待て。じゃあ私のせいなのか」
鷹志 「うん」
明日香「なんだと」
鷹志 「じゃ、じゃあ最初に会ったときのこと思い出してみなよ。
言ったから、たしかに」
明日香「ん、ん……ん〜?」
鷹志 「どう?」
明日香「……あ」
鷹志 「ほら」
明日香「あー。あーあー。んー、そうねー、若干言ったかもー」
鷹志 「いや、若干とかじゃなくて相当言ってたから」
えーと、まー、どーでもいいことなんですけどー。
玄関はその家の顔、なーんて言うじゃないですか。んーじゃ、トイレは人体のどこに
当たりますかね。
俺に言わせれば……そう、母親の胎内ってとこすかね。
分かります? この俗世から隔離された、絶対的な安心感。
こうね、直方体の繭の中、ひとり白亜の安楽椅子に座しているだけで、俺は俺の原風景
へと還り、つかの間の安心立命を得ることが出来るわけですよ。
「な、なな、なんですか!? なんで千歳さんがそこにいるんですか!」
「いや! あの! 違うんですよ! こここ、これはですね、決して覗きとかじゃなくて!
些細な偶然の積み重ねが集束してひとつの大きな不運を招いた偶発的事象でありまして
ですね!」
「だだだ、だめっ! 開けないでくださいっ!」
「いや、そんな警戒しないでも……だからね、聞いてます? 些細な偶然が積み重ならない
かぎり、俺がこのドアをあらためて能動的に開けるようなことはないんです」
「あ、開けたらひとを呼びますよ!」
「だから、開けないって言ってるのに……」
「もしもし店長!? いま更衣室の外に変質者が!」
「って、えええ、開けなくても呼ぶんだ!?」
制服がカワイイと評判のレストラン「アレキサンダー」でバイトすることになった
主人公「千歳 鷲介」。勤務初日に支店長から説明を受け、スタッフルームに
向かった彼がそこで見たものは……着替え中の玉泉 日和子の姿だった……。
(PUSH 2006年11月号より)
【おれつば第二章より抜粋】
狩男 「えー、というわけで玉泉君。うっかり君には報告を忘れていたが、鷲介には
うっかりこの店を手伝ってもらうことになった」
日和子「…………」
狩男 「勤務時間帯は、そうだな、大体このぐらいの時間からクローズまでいてもらう
ことになる」
日和子「…………」
狩男 「基本はフロア担当だが、フロアの手が足りていれば他の持ち場へ臨機応変に配して
ゆくつもりだ。まあ、知ってのとおり彼は粗忽者だが、我々の業務はチームワークが
大事だ。仲良くしてやってくれたまえ」
日和子「…………」
マスターが改めて俺の紹介をしている間じゅう、日和子さんはずっと、温かみのない
眼差しをこちらに向けておられました。
俺はそんな眼光にもめげず……や、実は結構めげてるんですけど、めげてない振りをして
活気に満ちた声を張りあげました。
鷲介 「ち、千歳鷲介です! 心持ち期待の中型新人です! 以後よろしくお願いします!」
すると日和子さんは、ふっと首ごと目線をどこか斜め下に落として──
日和子「よろしくおねがいします」
──よろしくされたかなさそうな声色でつぶやきました。
彼女のそんな様子を目の当たりにして、マスターはいつものシリアス少年漫画のような
口調で俺に問いかけました。
狩男 「鷲介、俺の気のせいやもしれぬが……なにやらこの一帯、敵意にも似た不穏な
邪気を感じないか?」
鷲介 「いや、感じるも何も見たまんまじゃないすか」
狩男 「なんだと? よもや貴様、またしても玉泉君の機嫌を損ねるような失態を犯したのか」
鷲介 「はい。アナタがね。またしてもアナタがね」
聞けば例のロッカーは、昨日まで日和子さんが使っていたものだったそうです。
なのに、今日から新戦力加入にともなって配置変えになったことが、マスターのありがちな
うっかりで彼女には伝わっていなかったということです。
日和子「…………」
しかし真相が発覚してもなお、彼女は俺へ向けた剣先を下ろしてはくれません。
畏れ多くも新人の分際で言わせていただけるなら「そんなん俺のせいじゃねえよ」って
ところですが、まあ言えませんよね。初日だし。ぺーぺーだし。相手、日和子さんだし。
狩男 「ほう……では鷲介よ、おまえには完全に非がないと申すか」
鷲介 「な、ないですよ」
日和子「……きっ!」
ぞっとするほど冷たかった日和子さんの目が、いきなり火花を散らすように燃えあがり
ました。
狩男 「あるみたいだぞ」
鷲介 「うそーん」
俺はしょぼくれた仔犬のように鳴いてマスターの背中に隠れました。
しかし狩男氏は、俺と彼女のそんな一触即発ぶりを察していながら平然と言うのです。
狩男 「ところで玉泉君。仕事の話に戻るのだが、君を千歳鷲介の教育係に任命する」
日和子「えええっ!?」
それはとても大きな声──ていうか、すでに悲鳴でした。こんなに分かりやすい嫌われ
方は久しぶりです。思わず俺も聞こえよがしな泣き言を漏らしていました。
鷲介 「うわあ、日和子さんったら、なんて感情を隠せないひとなんだろう」
狩男 「うむ。おそらくベッドの上でも凄いのだろうな」
ばんっ!
日和子さんがカウンターテーブルの上に平手を貼りつけて俺を睨んでいます。
鷲介 「ち、違うこっち! いまの発言こっち!」
俺は慌ててセクハラ上司の体を前に押しだしましたが、いまさら彼女の気色ばんだ表情は
和らぎません。
日和子「……店長」
狩男 「なんだ、玉泉トレーナー」
日和子さんの苗字には、早くも新たな役職名がくっついていました。
日和子「そのお話、慎んで辞退させていただきます」
言葉ばかりで、慎みのかけらも感じられない確答でした。
狩男 「ほう、何故だ。なにか問題でもあるのか」
日和子「きわめて」
狩男 「ははは、もっと自信を持ちなさい。君は仕事も出来るし、勤務態度も良好だ。
問題などない」
日和子「いえ、私にではなく」
狩男 「なに。それでは何者に問題があると言うのだ」
俺は居たたまれなくなって、日和子さんの口から残酷な回答が飛びだす前に割って
入りました。
鷲介 「あのう、マスター、その件に関しては自分からも再考を要求……」
狩男 「おお、そうか分かったぞ! 玉泉日和子は千歳鷲介が大嫌いなんだ!」
鷲介 「いやーっ、やめてーっ、はっきり言わないでーっ」
日和子「い、いえ……そこまでは申しませんが……」
狩男 「が?」
日和子「が……その、私とは相容れないタイプの方だと思います」
狩男 「おいっ、聞いたか鷲介。喜べ、はっきり嫌いだとは言われなかったぞ。つまり、
おまえの子を孕んでも構わんという意味だ」
鷲介 「や、そんな、社交上最低限の婉曲表現をノンストップで拡大解釈してもらっても」
日和子「すみませんが、そういうことですので。それでは仕事に入ります」
話をしてたのはマスターの方なのに、日和子さんは勝手にミーティングを打ちきって、
客席の並ぶフロアへと姿を消してしまいました。
狩男 「おい新人、何をぼけっと突っ立っている」
鷲介 「え……俺っ?」
狩男 「そうだ、早く担当教官に付いていけ」
鷲介 「い、いやしかし、玉泉トレーナーはたったいま辞任願いを……」
狩男 「受理した覚えはない」
鷲介 「ええー」
狩男 「本部の意向により、当店では新人スタッフに必ずひとり先輩アルバイトを付ける
ことになっている」
鷲介 「だ、だったら他にも先輩スタッフはたくさんいらっしゃるじゃないすか。なんで
選りにも選って日和子さんなんですか」
狩男 「ふん、くだらん質問だな。玉泉君とおまえの勤務時間帯が近いからだ。他に理由が
あると思うか?」
鷲介 「なんか、嫌がらせ的な意図が含まれてるように感じられるんすけどー」
狩男 「ばれちゃった」
鷲介「自白、早っ!」
没個性について by王雀孫
> Q1
> 第2章の主人公「千歳鷲介」は気ままなフリーターですが、
> どんなキャラとして、またどんな役割をもたせていますか?
>
> A1
> 千歳君はテンション高めのリアクション芸人です。
> わざわざ隙を作って相手にいじらせておいてから
> 「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」と慌てふためいてみせるような、永遠の若手芸人です。
> 自分から絡みにいくときは、相手の過失や短所をピックアップして叩くより、
> 強引な論理展開でむりやり持ちあげに行きます。ヨイショ芸で場を温める永遠の若手芸人です。
> え、役割? えーと、作品内での賑やかし担当です。
> つまり永遠の若手芸人です。
千歳 「紀奈子さん合コンっすよ! いいっすよね! 出席っすよね! お友達を多数
お誘いのうえお越しくださいますよね!」
紀奈子「横ぴぃ──す☆」
千歳 「お願い、聞いて! 謎のポージングとかいいから!」
紀奈子「聞いてたけどー、だって合コンでしょ。私、いまそんな余裕ないもん」
千歳 「すばらしい! この口あたりまろやかさ! 舌に残るほのかな甘さ! そして
日本人好みの絶妙な硬度!完璧だ……紀奈子さん、こんなパーフェクトウォーター、
いったいどこの山脈で汲んできたんですか!」
紀奈子「角のコンビニで売ってるよー」
千歳 「そんな近場にアルプスが!?」
シナリオ担当・王雀孫氏のコメント
> 今月の見開きイラストは、第二章に登場する女性キャラ揃い踏みです。
> とくにゲーム中では、日和子・紀奈子・英里子のウェイトレス三人娘が並んで会話する
> ようなシーンが多いのですが、実際ヴィジュアルとして一同に会した図は今回が初めてです。
> 融通の利かない日和子と、言いたいことをズバズバ言ってしまう英里子、そのあいだに
> 立たされる事なかれ主義の紀奈子──という構図をこのCGから思いうかべていただけたら
> 幸いです。
火薬のにおいに似た、乾いた寒風が吹きつける夜だった。
柳木原駅前。最終電車とその走行音が、闇の彼方に吸いこまれてゆく。25時を回った
高架ホームはすべての明かりを落とし、俺の頭の後ろで死んだ蛇のように横たわっていた。
しかし、蛇の腹の下にはまばゆい電飾の銀河が広がっている。
週末の柳木原は眠らない街なんだ。
「あー、そうですかー。えー、それではですねー、イギリスのウィーダという作家が著した
ア・ドッグ・オブ・フレンズという小説をかいつまんで御紹介しますねー」
「いやいや、そうじゃなくてよ。犬の出てくるお話じゃなくて、犬をテーマに世間話を
っつーことだよ」
「えー、でもいいお話ですよー。泣けてきますよー」
「あ? マジかよ、上等だコラ。砂漠の瞳と呼ばれたこの俺を、泣かせられるもんなら
泣かせてみろコノヤロウ」
「えー、時は1800年代後半、アントワーブに程近い小さな村のお話です」
「ハッ。そんな、知らねー国の埃かぶった与太話で泣けるほど、俺の感受性はガード
甘くねーっつうの」
「ある日、主人公のネロ少年は、金物屋に酷使されうち捨てられていた一匹の労働犬を
介抱し──」
「え、うそ、その話知ってる。あ、ちょ、タンマタンマ。うわ、涙腺緩んできた」
「そして、元気を取りもどしたその犬はパトラッシュと名付けられ──」
「ちょ、待て待て。待てって、泣いちゃうって。やっべ、鼻の奥ツーンってしてきた
ツーンって」
「おー、てめソレ反則だろ。ネロはやべーってマジで。あいつ20世紀最大のトップ
ブリーダーだろ」
「ネロ、19世紀ですけどー」
「うるせえよ、いいんだよ、あいつらの友情は歴史さえ凌駕すんだよ」
移動式クレープ屋を営む「春日 春恵」を介して、様々なヘルプ業務を請け負う
「成田 隼人」。ある日、彼のウワサを聞きつけた鳳 鳴は一つの依頼をお願い
するために彼の下を訪れる。その依頼とは「盗まれた自転車の捜索」。しかし
広い街の中から一台の自転車を探すのは雲を掴むような話だと、隼人は断る
のだが……。(PUSH 2006年11月号より)
【おれつば第三章より抜粋】
パル 「だから、この子のチャリ探し引きうけてやんなって便利屋」
隼人 「だから、この子のチャリ探し出来ませんつってんだろクレープ屋。俺だって生活
あんだよ、慈善事業じゃねンだよ。じゃあよ、その途方もない年月を費やしそうな
お仕事のご依頼料、あのガキもしくはあんたが払ってくれんの」
パル 「オメェよお? しょっぺえこと、ゆーなっつってんだろ?」
隼人 「ばか、放せてめ、どっちがしょっぱいんだよ。んな言うなら、てめーでやれっつの」
パル 「しゃらくせえよ。なあコラ、ちっとぐれータダ働きしたって死にゃあしねえだろ、坊主」
隼人 「ばか死ぬんだよ。死ぬぐらい生活困ってんだよ。今日の晩メシもデパ地下試食めぐり
だったんだよ」
パル 「おーし、ねーちゃん決まった! こいつがあんたのチャリ、探してくれるってさ!」
隼人 「おい。おい待てコラ。『くれるってさ』じゃねーよ。なに勝手に決めてんだよ」
パル 「しかも特別サービスで金はいらないってよ!」
隼人 「うるせーばか。もういい、おまえ喋んな。マジ喋んな」
小娘 「えー、ほんとにいいんですかー」
隼人 「いいわけねーだろ、おまえも。話の流れ読めよ」
パル 「ピーピーうるさいガキだねえ、ケツの穴の小さいこと言ってんじゃないよ」
隼人 「んだてめ、小さくて悪りぃのかよ」
小娘 「小さいんですかー」
隼人 「訊いてんじゃねえよ、おまえも。小さくねえっつの。なめんなよてめ。俺のは
ハンパねえっつーの。マジ度肝抜くっつーの。さながらブラックホールだかんな見せんぞ
コノヤロウ」
小娘 「…………」
隼人 「ちょーちょーおまえ、言わせといてドン引きすんな?」
パル 「で? ねーちゃん、パクられたチャリってどんなんだい」
隼人 「ちょ……待てコラ女、なんで話が進むんだよ」
パル 「しゃーあんめえよ、あんたの肛門なんざ誰も興味ねえんだから」
隼人 「だから。なんでお題目が肛門と自転車の二択なんだよ。もっと他にあんだろ、
コイバナとかナサバナとか」
小娘 「赤い自転車ですー、前にカゴ代わりのポーチ付いてましてー」
隼人 「だから話ムリクリ進めんなっての、おまえも」
小娘 「あとシートに背もたれが付いてますー」
隼人 「進めんなっつんだよ。んな、聞いてねーんだよ……え、いま、なんつった?
背もたれ? うそ、チャリンコなのに?」
小娘 「はいー、背もたれですー」
隼人 「よく分かんねーけどさ、そんな高そうなチャリ、無用心にその辺置いとく方にも
問題あんじゃねーの」
パル 「きっとあんたみたいのは、痴漢でしょっぴかれても逆ギレして『そんな破廉恥な
格好してる方が悪い』とか言いだすんだろうねえ」
隼人 「言わねえよ」
小娘 「痴漢でしょっぴかれるは否定しないんですかー」
パル 「しっかしまァ、ほんとに見つかってほしいやなあ」
隼人 「まぁアレだ。見つかんなかったらモンキ行ってこいモンキ。マジ、爆安の殿堂だから
モンキホーテ」
小娘 「あー、はい、ではもし新車を買うことがあればモンキホウーテに行ってまいります」
隼人 「だな、そうしろ。安いからモンキホーテ。マジ、爆安の殿堂だから。
あと『モンキホーテ』な。『ウ』はいらないから」
パル 「ねーちゃん、場所分かんの?」
小娘 「えーはい、モンキホウーテですよねー、駅の反対側でしたっけー」
パル 「ドラ、ほらコレこの紙に、地図でも書いたげなって」
隼人 「あァ? なんでだよ面倒くせえな……ほら、だから駅がここじゃん、ここ。これ
柳木原の駅な。あとおまえ、マジで『ウ』はいらないから」
小娘 「はー、なんと言うか、力強いパッションを感じさせる大胆な地図ですねー」
隼人 「うるせえな、いいんだよ。芸術は爆発なんだよ。で、駅からこう……これが花水木
通りで、こっちがグローヴ通り、あとなんかこう色々あんじゃん」
パル 「なんだか爆発ってわりにゃあ線がよれてるねえ。花水木通り、先細りしてんじゃないか」
隼人 「うるせえな、いいんだよ。俺の地図はモルワイデ図法なんだよ」
小娘 「えー、なんですかそれ、その『文』って。この辺りに学校なんてありましたっけ?」
隼人 「あァ、あんじゃん三丁目に。私立ぬるぬる女学院」
パル 「おまえ言っとくけど、いくら名前が学校っぽくてもイメクラの地図記号は『文』じゃ
ないからな」
小娘 「あのー、すいません、その前にまず現在地はどこですか」
隼人 「現在地。あー、現在地な、現在地は……うん。ねえな」
パル 「いや、『ねえな』じゃねえだろ。じゃあ、あたしらがいまいるここはなんだ。四次元か」
隼人 「ばかおまえ、違げんだよ。実はコレ地図とかじゃねんだよ。内緒だけど実はコレ
未来予想図なんだよ。実は45年後に、この辺一帯はダムに沈んで地図から消えるんだよ」
小娘 「はー、45年後も私立ぬるぬる女学院は健在ですか」
隼人 「つーか、むしろ国立になってんな」
パル 「ダムの底で?」
隼人 「うるせえな、いいんだよ。ぬる女は21世紀に甦った現代の竜宮城なんだよ。
で、ほら、ここがモンキホーテだ。な、ほら未来予想図、おまえにやるからコレ、
大事にしまっとけ?」
小娘 「あー、はい、ありがとうございます。向こう45年はこれを頼りにモンキホウーテへ
参ります」
隼人 「おう、がんばれよ。あとおまえ、45年経っても『ウ』は付かねーからな」
【おれつば第三章より抜粋】
隼人 「香田、おまえさ、背もたれつきの赤いチャリって見たことない」
亜衣 「背もたれ? あの、お母さんが後ろに子供乗せるみたいな?」
隼人 「いや、子持ちじゃねーと思うけど、知ってるやつがそれ盗まれて困ってんだよ」
亜衣 「……女だ」
隼人 「あ?」
亜衣 「女の勘が女だと告げている」
隼人 「あー、まーなぁ、男はあんま赤いチャリ乗んねーだろ」
亜衣 「認めた! 愛人の存在を認めた!
きぃーっ! 私というものがありながら! ありながら!」
[改行]
第四章 「????」
まだ四章については全く明かされていない。
ずずっち作 おれつばAA集
⌒) ⌒) (⌒
, ' ⌒ヽ 矛>⌒ヾ⌒) , ,、⌒ヾ⌒ r^ 8' ⌒ヾ^i
i ノリ))☆ /イ (/ソ))) i |( ノリ)))` | | ミ(((リ))|
l从 ゚ ‐゚从 (' ||リ゚ ヮ゚ノ| |,,ハ´ー`ノj | i 从゚ ヮ゚ノi|
ど,"承,)ム とjヽ\イつ と!夲!つ // ど,"承,)つ
く,,/,,,j.ゝ <奔奔ゝ くi_j_j,j> (/((く,,/,,,jゝリ
し'ノ し'ノ し' _ノ し'ノ
玉泉 日和子 鳳 鳴 羽田 小鳩 渡来 明日香
, ' ⌒ ヾ⌒ ___________
i ノリ))x! / 誰かに嫌われることを
ヽ ゝヮ゚ノリ < 恐れないっていうのは
公つと) \ 一つの才能だと思うよ
く,,,/,,,jゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し'ノ
山科 京
○新人さん向け 主人公の通称の由来まとめ
( ^ω^)《羽田鷹志》
:
>>8-14のくだりがVIPの名スレ『ブーンがいじめにあっていたようです』を彷彿とさせたため。
ウエンツ《千歳鷲介》
:
>>22での作者コメントから、芸人で例えるなら出川哲郎やウエンツ瑛士だと判断されたため。
チンピラ《成田隼人》
:威丈高な物言いが『Inclusion』のチンピラ(と呼ばれる主人公)みたいだと指摘されたのが発端。
鶴吉《千籐レア鶴吉》
:空港名+鳥の名前という法則からスレ住人が勝手に妄想している架空の主人公。
もし本編に登場したら、みんなで盛大に茶を吹きましょう。
○俺翼スパイラル基礎編
おれつばマダー
↓
も、もうすぐ出ますっ!!
↓
だめえ、出すなら外に……!
↓
りそな「つ、鶴吉くんっ……鶴吉くぅ〜ん!」
↓
鶴吉「タンポン何使ってる? あ、俺と同じだ!」
○スパイラル初心者のおともだちへ
スパイラルは一字一句たがわずフォーマットに沿っても良いのですが、
流れや空気に応じて一部改変したり、あえて別のスパイラルと混濁させたり、
はたまた全く新しい分岐を作ったりすることが肝要です。
これを怠ると「青葉って誰?→くぜ」のように発展性を失い、スパイラルは死にます。
【渡来 明日香】
明日香というキャラは一見すると直球、つまり学園恋愛ADVの王道ヒロインのようですが
(原画家さんにも実際そのようにデザイン発注しました)、
ひと皮むけば内角いっぱいに切りこんでくる変化球です。
ニコニコ微笑んでいるその奥で実はあくびを噛み殺していたり、
背筋を伸ばして颯爽と歩いていながら手にはじっとり汗をかいていたり、
なにかと感情を偽る習性を持っています。
なかなかクセのある味ですが、決してゲテモノ料理ではありません。
舌平目のパイ包みに優しくナイフを入れるよう、どうぞ美味しく召しあがりください(なんだこの比喩)
【山科 京】
京はサブキャラです。サブヒロインです。
ナンバーワンを目指すのがメインキャラたちの命題だとするなら、
サブキャラにはオンリーワンを目指す実験的な造形が許されると思うのです。
「教室ではいつも隅にいる、もの静かで目立たない彼女。なんか暗そうなやつ、なーんて思った。
でもひょんなことからお喋りしてみると、彼女は意外にお茶目なところがあって、
ちょっと恥ずかしがり屋だけど笑顔はとっても可愛い女の子だったんだ──
なんて思ったりもしたんだけど、うん、よくよく話を聞いてみたらやっぱり根は暗い子でした。
ちょっと引くかも。てへり☆」
健やかな人生を歩んできた方には受けいれられないタイプかもしれませんが、
心に闇が陰ったことのある一部の方々に細く長く愛していただければ幸いです。
【日野 英里子】
英里子というキャラクターは、実のところ噛ませ犬という大任を背負って生まれました。
恋愛ゲームというフィールドに立った娘さんたちの多くは、商業的な理由などにより、
お客さんに少なからず愛らしい姿を見せなければなりません。
言いかえればカマトトぶる必要があるります。
英里子はそんな清い子羊たちの中に交じった厳しさ担当者です。スイカにかける塩です。
その塩辛さが甘さを引きたてるのです。
したがって、物語の中では言いたいことも言えちゃう遠慮ないおねえさんですが、
ただの考えなしではありません。一本芯の通った塩辛さで、優しい味に飽きた舌を休めてはいかがでしょう。
【望月 紀奈子】
企画脚本の僕がキャラ造形で常に心がけているのは、
なるべく他作品(自分の過去作含め)の登場人物で代替できるようなキャラは作らないということなんですが、
紀奈子だけはその心がけの割合を小さくしています。つまり王道です。王道の萌えです。
他のキャラたちがわりと個性派ぞろいなので、紀奈子の安定した萌えはある意味貴重かもしれません。
ゆえに紀奈子は、今作品中においてもっとも“ギャルゲーのヒロイン”らしいキャラクターです。
優しくて明るくて、基本は真面目なのにわりとおふざけもしちゃいます。
そうだ、これだ! こういう女の子に会いたくて僕らは二次元の世界へ飛びこむんだ!
しまった、なんでメインキャラにしなかったんだ俺!
【米田 優】
石田純一やW浅野が隆盛を誇っていた時代のいわゆるトレンディドラマに出てきそうな、
IDカードを首に提げ洗練されたオフィスを肩で風切り、
長い髪を耳にかけながら受話器を取る、あのイメージ偏向の職業像。
米田優というキャラクターは、そういったおとぎ話のような理想像を胸に描いている、
入社2年目のひよっ子編集さんです。仕事で失敗してしまっても、その失敗によって陥った窮地を
「すごい、いま私なんか仕事してるってカンジ!」と前向き(やや斜め)に捉えられるおめでたい女の子です。
ちなみに自分では「女の人」だと思っています。おめでたい女の子です。
ちなみに僕はW浅野だと温子派でした。おめでたい男の子です。
【鳳 鳴】
広報素材などにおいて「鳴というキャラクターを一言で言うと?」などと求められた際、
語彙に乏しい私は一言に換言すること能わず、
つい「天然」だの「フシギちゃん」だのと答えてお茶を濁してしまいます。
しかし、そのような回答をテキストデータとして広報担当者に渡したあとには、
いつも残尿感にも似た違和感が残ってしまうのです。
それらの形容はこのキャラクターの表面的な要素でしかなく、
実際にはズレた言動も彼女の意図したユーモアであったり、不器用な照れ隠しであったりするのです。
つまり正しくは「微妙に天然」「一見フシギちゃん」と言ったところでしょうか。
え、ちょっ、一言で表現できたじゃん!
【香田亜衣】
亜衣は当世風女学生というポジションのキャラです。
今作の背景にある「等身大の世界観」を象徴する一要素でもあります。
よって彼女には、比較的生きた日本語を喋らせています。
例《とても美味しいです→ヤバいこれ》《同意しかねます→タルくない?》《納得できません→マジどんだけ》
若者言葉には、賞味期限が短そうだったり特定のコミュニティ限定だったりするものが多くて困ります。
しかし、かつて流行語と呼ばれていた「超」「マジで」「だっせー」なども、
実際のところ永らく若者文化に定着しているわけで、このあたりの取捨選択が実にスリリングです。
ところで「ムリクリ」って定着すると思う?
【春日 春恵】
突然ですが僕は東京葛飾の生まれです。ま、物心ついたときには埼玉に下ってるんですけど、
それでも親類一同は葛飾から墨田・台東・江東あたりに集中していて、
盆や暮れにはしばしばその区域へ連れられていったものです。
下町のおいちゃんやおばちゃんの多くは北野武や泉ピン子みたいな口調で軽妙かつ豪快に喋り、
笑ったり怒ったりと忙しくて、でもお小遣いをたくさんくれることもあって憎めない人々でした。
一部のおいちゃんが背中に粋なタトゥーを彫りこんじゃってるのもご愛嬌です。
春江というキャラは、そんな温かくて騒がしい大人たちに囲まれて育った気風のいい姐さんです。
多少ひっぱたかれても笑って許してあげてください。
【羽田 小鳩】
今月の見開きイラストは小鳩です。
彼女のシナリオではたびたび主人公の回想シーンが挿入されるのですが、
その際“小学生言葉”が頻出します。実地調査ということで、
僕もよく親戚の子や道ゆく家族連れの会話に耳を傾けるのですが、
幼い子どもたちが限られたボキャブラリーを駆使して織りなす会話っちゅーのは、
実にくだらなくて微笑ましくて懐かしくて、なんかこう……胸の奥の柔らかい場所にキますなァ。
例
《それは本当ですか?→ぜってーだな、命かけるか?》
《やめてください→てめ、やったら絶交だかんな》
《彼はまだ私ほどではない→おれのが100億万倍つええ》
(PUSH! 2005年〜2006年掲載記事より抜粋)
次々と生産される、紀奈子驚異のスパイラル!
942 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 02:21:25 ID:EXDhVsEv0
91/62/90
エロゲでこの数字はどうなのよ
943 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 02:52:59 ID:F6ipkDxsO
生々しくて良い
944 名前:闇夜 ◆PMny/ec3PM 投稿日:2006/02/16(木) 03:37:58 ID:HTCMr6Ch0
逆に新鮮( ´ー`)
945 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 08:24:16 ID:pBrqbUWu0
誰にも真似できない
951 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 17:08:53 ID:gxCAMAZH0
ウエストすげー現実的でワロスwwwwwwww
952 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 19:06:18 ID:i0z8VvJc0
幼児体型だからだろ
953 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/16(木) 23:36:29 ID:vRjdjvA90
実際60ちょいってふつうにちょっと細いくらいのレベルだけどね
957 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/17(金) 00:38:42 ID:Jk4yFG7vO
80年代後半あたりからグラビアアイドル(の事務所)がこぞってサバ読んで、
必死に50台にこだわるから男子中高生に間違った常識が浸透するようになってしまった。
まるで顔射がセックスにおける一般的な行為だと信じて疑わないAV育ちの童貞のようだ。
972 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/17(金) 19:44:08 ID:gcdYi4Pj0
Bが90以上もあって、Wが50cm台だったら逆にキモイ
973 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/17(金) 20:20:33 ID:Jk4yFG7vO
おれつば発売後、リアルの女を知らない童貞共が
W62にショックを受けて紀奈子をピザ呼ばわりする悪寒
979 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/17(金) 21:14:15 ID:yRxFbMqv0
身長160cm前後の女性のウエスト
50台 ガリガリ。男の目では魅力を感じられない
〜63 十分細い。胸が90もあってこの辺なら神クラス
〜66 現実的には恐らく最多。大抵あと少し痩せたいって言うが、太って見えないはず
〜69 ぽっちゃり。でも実際に見ると許せる程度。女から見るとピザらしい
70〜 全身のバランスによるが、ピザと言われても仕方ない
60 名無しさん@ピンキー sage 2006/04/27(木) 21:54:33 ID:w5eyou8i0
俺、952だ
61 闇夜 ◆PMny/ec3PM sage 2006/04/27(木) 22:07:49 ID:LGuLH4Ci0
俺、944だ。
そういやラブやんは68だったな。
確かにぽっちゃりという描写がされていたが……ここを見ているのかっ。
62 名無しさん@ピンキー sage 2006/04/27(木) 22:36:55 ID:N5Q6EHj50
なんか……デジャヴ?
第一章
>>7-16 第二章
>>17-22 第三章
>>23-27 個別キャラ紹介
>>31-35 紀奈子スパイラル
>>36-37 , = == -、
/´ _,,,>\ ¬,ー、-、
/´ //'´⌒` __ `ヽ\
/ /,'〃 /゙ミ ´`ヾ l ヽ
/ //,:/ .〃 .:/' ! :.!:.',ヽハ :. i:..::l l
/イ:!:| :.:!l:. .:.{:! !l .:!:.l .:l:.ハ :. l! .:l:.l
|' | !:| :.:!|‐:.大:.:.!l:.:ィ代:.トkl :. l! .:l:!l
|! !.l | :.:!|,ィfカトヽ!\リィカfく|:..:.|! .:l !l
| !:| :.:!|.ハ;;_r} _{;;:_r/|:..:.|! .:l !:! テンプレに終わりは無いよ!やったね!
| !:| :.:!|ヘ xx , xx`!|:..:.f! .:| :ハ
| !:| :.:!l:.:ゝ v┐ ィj:.:.:.|! .:l :!l:l
| !:|.:.:小:.:.介ト ._´ イ /,'〃:リ.;イ/ リ
ヾ{ヽ:八丶W:ツ_j /イメV/´j /″.
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rtヘ_/..\ヽ ├ 文゙ヽ/ >、
r┴-<_`ヽ \\│ / __//'⌒ヽ
/ノ__/ />r===ヘ /===彡イ// ̄ヽl
r〉´  ̄ヽ!/ / ーfT7ー ̄ ̄ ̄>// |
リ `Y /水 /〃 !
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