藤沢縁(ふじさわ ゆかり)は、線が細く背も低い上、顔も童顔。よく女の子に間違えられるのが悩みのタネ。おかげで恋愛経験は0。
女友達は沢山いるけど、なんていうか…男扱いされてない。
そんな縁も、一大決心、夏休み前にとある女の子に告白しようと思った矢先…「縁君って、異性って気がしなくって」との先制攻撃。
失意の夏休みを過ごす事になりそうな縁の目にバイト募集の新聞記事が。
"レストラン「プラチナ」従業員募集中!!"気分転換(と高い時給)にと、縁はそのバイトにの申し込みの電話をかけていた。
雇ってもらえる事になった縁はウェイトレス達を紹介してもらうが、
彼女達の制服はなんと「バニーガール」!?
切れ込みの深いハイレグ&Tバックのバニースーツ。網タイツに蝶ネクタイ、そしてぴょこぴょこ揺れるウサ耳。
が、それよりもっと驚いたのは、そのバニーガールの中に縁の幼馴染、従妹の石神沙恵が居た事だった。
その晩、閉店の後プラチナの一角で縁の歓迎会。
バニースーツから私服に着替えた彼女達を周りに縁はちょっとハーレム気分。しかし呑み始めた明菜は酒癖が思い切り悪く、もう下ネタ連発。
終いには、女の子達を指差して、
「この娘達だってすんごいエッチなんだからぁ〜!」と話し出す!
やっと明菜さんが酔いつぶれた頃には、みんな目が合わせられないぐらい恥ずかしがってた。
帰り道、縁は近所の沙恵を家まで送り届ける事に。
沙恵は女子校に行ってしまったので、こうして一緒に歩くのも久しぶり。しかし…間が持たない!歓迎会での明菜の下ネタの所為で…
しかし、以外にも沙恵から出た言葉はこうだった。
「やっぱり…男の子って、エッチな女の子は嫌いだよね?」
縁は慌てて首を振る。
「ホントはね、明菜さんの言うとおりなの…わたしエッチな娘なんだ…」
なんとかフォローを入れ様と「に、人間はみんなエッチに出来てるんだよ!」と言ってみるものの。
「でも…ちょっとヘンな風にエッチなのかもしれないの…」
変?変て、どんな風に?明菜が言ってた
「この娘達だってすんごいエッチなんだからぁ」
「この娘達?」変なのは沙恵だけじゃないのか?ドウナッテルンダ??
と、こんな(Hな)ワケアリの(バニーガールな)彼女達とのバイト生活が始まった。
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