倒産 解散 休止 活動不明ブランド&メーカー 12
1 :
名無したちの午後:
あは〜ん
3 :
名無したちの午後:2012/12/08(土) 22:21:07.61 ID:kJGB8ZZ70
4 :
名無したちの午後:2012/12/08(土) 22:46:33.99 ID:kJGB8ZZ70
〜このくらいは覚えて書き込みましょう〜
「会社/ブランド」の区別、「制作会社/発売会社/販売会社」の区別
●ブランドと会社
当たり前だが「ブランド」=「会社」ではない。
「1社で複数ブランドやってるところあるから、そりゃそうでしょう」と思っていても
それだけではまだ違う。ブランドを掲げて商売するには、最低でも制作/発売/販売の
各機能が必要で、これを1社で担っているとも限らない。(むしろ1社でやっている
ブランドの方がやや少ないか?)
会社は倒産するがブランドは倒産しない。活動中止、解散、などと呼ぶしかない。
5 :
名無したちの午後:2012/12/08(土) 22:47:31.04 ID:kJGB8ZZ70
●機能による会社の種類
a.制作会社:
開発「のみ」を担当している会社。いわゆるディベロッパー。 「開発」もほぼ
同義。
開発をやっていても発売もやっていれば、それはパブリッシャーなので普通は
制作会社と呼ばない。
なお、自社ブランドを持っていてパブリッシャーをやっていても、別のブランド
ではディベロッパーとしてのみ関わっているというケースも当然ある。
制作だけやっている会社では表に名前が出ないケースが多いので、何社くらい
あるのか実態不明。
b.発売会社:
商品の権利を持っている会社。発売元。「製作会社」「パブリッシャー」も
ほぼ同義。 (実はエロゲ業界ではパブリッシャー/ディベロッパーという用語は
何故か余り使われていないが)
発売さえやっていれば、開発については自社で担当していても/いなくても
発売会社と呼べる(販売を自社でやっているかどうかも同じく関係ない)。
JANコード登録や審査機関加盟は基本発売会社の業務。開発資金を出すのも通常は
ここ。ただしあくまで「普通発売会社がやる」というだけで、発売会社か否かは
あくまで権利の問題。「○○ってブランドはどこの会社?」という問いには制作
会社で無く所有者である発売会社を答えるのが普通。
そういうわけで、ブランド名で呼べばそれは基本その発売会社の事を指すため、
「発売会社」という用語がわざわざ必要なシーンはまずなく、実は「開発」や
「販社」と違って滅多に聞かない用語だったりもする。
恐らく200社前後存在(はっきり言えないのは発売会社が加盟するソフ倫もCSAも
実写系のAVメーカーも加盟していて、どっち系の会社か区別していないため)。
6 :
名無したちの午後:2012/12/08(土) 22:49:01.74 ID:kJGB8ZZ70
c.販売会社:
販売業務をやっているが制作は担当していない会社。販売業務とは、対流通
(場合によっては宣伝・サポート等の対顧客も)の営業、出荷業務等を
メーカー側の立場で行うこと。
販売さえやっていれば、発売については自社で担当していても/いなくても
(すなわち権利と関係無く)販売会社と呼ばれる。ただし制作もやっている場合、
あえて販社と呼ぶことはまずない。
ゲーム業界全般で言えば発売会社の多くが販売機能も持っていて販売会社でも
あるため、しばしば発売会社と販売会社は区別されないが、本来はあくまで
別の機能であり「販売機能を持っていない発売会社」が珍しくないエロゲ
業界では、 わりと発売会社/販売会社が区別されて使われている。
「権利を持ってない販売会社」だけを明確に言いたい場合、販売代行会社とも。
d.流通会社:
本来の意味では、問屋+小売りだが、何故かエロゲ業界では「流通=卸問屋」
(つまり小売りを含まない)の意味で使われるケースが圧倒的に多い。
さらに言えば、一次問屋も二次問屋も間違い無く流通なのだが、メーカーが
つきあうことのない二次問屋が流通会社として話題に上がることはまず無い。
あくまで流通サイドなので販売会社と違って本来の意味としては「メーカー」
には含まれない。但しエロゲを扱っている流通会社はたいてい販売会社の機能も
持っていて発売会社からの販売代行の受託もやっており、ブランドによっては
流通会社がメーカーサイドと流通サイドを兼ねているケースがある。この場合
しばしば販売機能と流通機能が区別されず、合わせて販社と呼ばれることがある。
また銀行から融資を受けるのが難しい中小の発売会社が多いエロゲ業界では、
流通がメーカーに運転資金を貸す実質的な金融機関の役目を果たしていたりする。
アルケミーが潰れたので(解釈にもよるが)複数社のエロゲを手広く扱っている
流通会社で一次問屋をやっているのは6社しかない。
7 :
名無したちの午後:2012/12/08(土) 22:49:58.00 ID:kJGB8ZZ70
●会社構成によるブランドの形態
1.制作兼発売兼販売会社
全部自社で。中堅以上のブランド中心に最も多い形態。ただし会社さえ大きければ
ブランド自体はマイナーでもこの形態でできるし、リスクを背負う覚悟なら一作の
開発資金が安いエロゲでは零細会社でもこの形態でやれないことはない。
従って必ずしも有名ブランドだけがこのパターンという訳でも無く、数的には
恐らく一番良くあるパターン。
2.制作兼発売会社+販売会社
販売のみ販売代行業者任せ。ピコ手でよくある形態だが中堅級のブランドでも
珍しくない。
また大手グループも発売自体は個々の発売会社毎でも、販売業務はグループ共通の
販売会社を作ってそこに一手に任せてるケースが多い。
在庫管理や営業は手間も費用も意外にかかるもの。特に規模が小さいと販売自前
では販管費の率が高くなりがちで、そもそも年1,2本の作品のために営業要員を
雇うのは無駄が多いのに、営業はアルバイトで済ますわけにもいかない。そんな
わけで中小の発売会社が多いエロゲ業界では販売をアウトソースするメリットが
あることが多く、販売専門会社なんてものが存在する余地が出てくる。
3.制作会社+発売兼販売会社
開発のみ外注。これもよくある形態。ロープライス路線のブランドなんかは
たいていこれ。複数のブランドを持っている大手会社は、ブランド毎に形態が
違って1.と3.両方やってることも多い。
4.制作会社+発売会社+販売会社
制作も販売も外注。流石に発売だけやってる会社はレアなので、珍しいパターン
だが一応ある。