2008年6月発売ソフトの購入検討＆感想スレ part3

【俺たちに翼はない Prelude】1/3
DVD-ROM×１枚　DISCプロテクト有り
HDD容量1.01GB　DISCレス起動不可
ＣＧ枠：全キャラ一括で36枚（お色気はパンチラや着替え止まり）
回想枠：なし（Ｈシーン自体なし）

同梱特典として、西又御大の販促絵をたっぷり積め合わせたハードカバーの画集が付いてくる。
この画集、ページ数も装丁も無駄に豪華で、かなり金をかけてそう。
こんなの付けなきゃもう2000円は下げられんじゃねーの？　声優買いの俺には無用の長物。

システムは普通のADV。一般的によくある機能はすべて揃ってる。スキップも快適でストレスなし。
最初はオリジナル短編『ある日の明日香』『ある日の京』『ある日の美咲』が選べる。
どれも30分ぐらいで終わる選択肢なしの短編。ヒロイン視点でキャラ少なめのほのぼのコメディ。
３本すべて読了すると、新たに『千歳鷲介の章プロローグ』『成田隼人の章プロローグ』が追加される。
この２本がいわゆる体験版みたいで、どちらも2時間強ぐらい。キャラは多いが、話はほとんど動いてない。
でここまで全部クリアすると、最後にボーナストラック『ある日の狩男』が追加される。
これは１時間強ぐらいの、完全に漫才系ギャグシナリオ。ここまで登場したキャラたちが集まって騒ぐ。
んで、それぞれの合間合間にはNavelマスコットガールたちのガイド（５分弱ぐらい）が挿入される
本編よりこっちの方が笑えるぐらいに密度の濃いハイテンション漫才。
というわけで総プレイ時間は単純計算で30＋30＋30＋120＋120＋60＋ガイド漫才で……６〜７時間ぐらいか。
ちなみに今回のプレイ方式は、目でメッセージ読み終えたら音声は途中でも飛ばす感じでやりました。

【俺たちに翼はない Prelude】2/3
ただの体験版だと覚悟して突っ込みましたが、量的には体験版とオリジナル短編で半々ぐらいでした。
総プレイ時間を考えると一瞬ミドルプライスで妥当な値段には思えますが、
冷静に考えると半分は体験版なんでやっぱり高過ぎ。マジで画集いらんから値段を下げてほしかった。
まあ価格や商法のことを除外すれば、内容自体には十分楽しめた感じ。
このライターは、某所でエロゲライター十傑衆に数えられる信者の多いカリスマみたいだけど、
確かにテキストには貫禄のようなものがあった。萌え好きギャグ好きの信者が多数付いてるというのも納得。
萌えるし笑えるし読みやすい。ギャグ多めなのにパロネタは一切ないのも俺の趣味に合う。
しかし結構な頻度でわざわざ耳慣れない単語を散りばめてくるのはイラッと来た。あと男キャラ出し過ぎ。

絵は悪名高い西又先生ですが……イベントＣＧは終わってる。萎え萎え。あいつら人間の骨格じゃない。
立ち絵は変なポーズがない分ましかな。表情変化も豊富だし、声が付けば意外と可愛く見えてくる。
あと一部の男キャラがひどい。ひょっとしてそれはギャグで描いているのか？レベル。マジでひどくて、リアルに腹かかえて笑った。
あとチョイ役の絵は西又以外が描いてるようだが、ぶっちゃけこっちの人の方が上手(ry

音楽は可もなく不可もなくって感じですかね。
なんか似たようなジャズっぽいＢＧＭが多かった程度の印象。でもノリのいい曲がほとんどで飽きは来ない。
ボイスは良い。まあ、五行なずなと籐野らん目当てで買ったような儲なんで贔屓目あると思うが。
アニメ的なクリアな声質（ぺー姉さんとか風音みたいな）が少ないことには不満を感じる。
有名じゃない声優も多いけど、総じて演技力はみな高いです。本編での艶技に期待せざるを得ない。

【俺たちに翼はない Prelude】3/3
総論としては、割高でエロなしファンディスクだけど、
ぶっつづけでプレイした俺がその勢いで長文レポ投下してしまうぐらいには面白かったです。
絵や声やテキストやその他、なんか引っかかるものがあれば買ってみてもいいんじゃないでしょうか。
店舗特典ぼちぼちやってたみたいだから、中古で安くなるのも早そうだし、店頭価格4K未満だったら損はしないと思います。