それ以前の問題じゃね?
今はエロゲの商品サイクルが極端に短い。
発売から一ヶ月も経てば商品価値は半値以下になることも珍しくない。
そんな状況の中で、利益を得るには、矢継ぎ早に新商品を作るしかない。
事実、商品開発に資金を提供する側も、これまでは1年掛けて作っていたソフトを
半年で作れなんて要求をしてくることが多い。
開発期間も費用も削られているのに、以前より良い物を作れというのは、いかにも無茶な話だ。
少ない予算と時間を使い、苦心して生み出しても、そんな苦心はユーザーには関係なくクソゲーの烙印を押す。
ユーザー受けが悪かったとの噂が流通の耳に入れば、次回作の本数を絞られたり、出資元による開発資金の貸し渋りが起きる。
やがて無茶な仕事の割り振りや、給与未払いなどが発生、流れについていけなくなった会社から解散に追い込まれる。
古巣が解散に追い込まれ、放出されたスタッフは、系統の出資元から「金は出すから、新しいブランドを建てないか」と声が掛かる。
ところが蓋を開けてみれば、「ショタや女装物は売れない。そういうのはブランドが軌道に乗ってから作らせて上げる」と言われ
好きなものなんか作らせてもらえない。
そこで一気に辞めてしまうか、仕事と割り切って言われた物をハイハイと作るかの2択になる。
そしてまた利益が回収できず、ブランドは解散、さらに小分けされたスタッフに声を掛け、新ブランド設立。
こうしてブランドの数だけが増えていき、小銭を巻き上げられる…というダメなサイクルが形成され、繰り返されていく。
規制云々以前の問題だ。
流通や雑誌は、より本数が見込める「絵が良くて、当たり障りのない、面白くはないが誰も怒らないシナリオ」のゲームを優遇する。
「小生意気なショタっ子物をやりたいです」とか言っても、「ホモはねぇ、お金は出せないよ」と、頓珍漢な反応が返ってくるだけだ。
結論! あきらめろ!