オーガストスレ126

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815名無したちの午後
第二次世界大戦のドイツ軍重戦車ティーガーTのマニュアル「ティーガーフィーベル」に、
最高速で走行するティーガーを止めるブレーキは、ティーガーの高速徹甲弾と同等のエネルギーを吸収するという記述がある。
ちなみに、ティーガーTは重量56t、最高速度は38〜42km/h(資料により差があり)。
200q/hは速度が約5倍だから、運動エネルギーに関する意味では二乗で効くから約25倍。質量の方はよくわからんが…
物性的な面では、ストライククローその他の原理がはっきりせんから細かくはいえないが、
運動エネルギーだけを考えてみると恐ろしいものがある。
装甲が無事でも内部機構やら乗ってる人やらがやられる気が。

さらにちなみに、ティーガーTの40式徹甲弾は重量7.3kg、初速930m/sec。
最近の装弾筒付翼安定徹甲弾は重量4〜6s程度、初速1450〜1750m/sec程度。具体的でなくてスマソ。
ただしここで注意して欲しいのは、この数字から単純に運動エネルギーの比を出して
「貫徹能力はこのくらいの差か〜」とかやらないようにして欲しいこと。
装弾筒付翼安定徹甲弾くらいの弾速になってくると、
装甲と砲弾が現象的に流体に近似した振る舞いをするようになるので、単純な比較は出来んのよ
(だからあえて貫徹能力のデータはここに書かんかった)。
そういう理由で、原理のはっきりしないクローの装甲貫徹力も具体的には推測できん。
ただ、個人的には、「レーザー〜」とか「ストライク〜」とか「エレクトロン〜」とかついてるヤツには、
物性的な効果で装甲貫徹力を向上させる仕組みになってるのではないか?という気もする。