そのライターは文学のつもりだったのかしらんが
難しく言い回したり一般的じゃない用法用いるだけってのは
文学の必要条件じゃないだろうな
筆者の主張をシチュエーションを通じて示すのが文学じゃないかな
じっさいは主張そのものを文章で書いてしまう物語ばかりだけどね
主人公が長々とオレ語りする作品ってほとんどじゃん
文学の定義が曖昧すぎるので、○○は文学なんて言われてもよく判らんな
「僕の文学論」持ち出して叩いてるだけ
難しく言い回し使ってる!文学気取りだ!とか、まぁおもしろいけど
あんまりいわないほうがいいよ
馬鹿に見えるから
>難しく言い回したり一般的じゃない用法用いて「オレって頭イイ!カクイイ!」とか思ってんのか?
>>775も言ってるが、それは文学じゃない。ただの手法の一つ
文学するのに難しい単語や言い回しは必須じゃない
世界中に色んな感覚を持った人がいるが
誰にも共通する感覚っていうのがある
そこに響くのが文学じゃね?
バカにはバカなりに、インテリにはインテリなりに、ガキにも大人にも
誰が見ても何かを伝える力を持ってるのが文学だと思う
だから表現は平易でいい
上辺の飾り付けだけをありがたがって文学だなんて持ち上げるのは
たいてい、「これが分かる俺スゲー」的な選民意識から来る行動だが
文学と選民意識は真逆のもの
たまに有名な本を読むと
アタリマエのこと言ってるだけじゃね?と思うが
誰にでも経験がある感情をテーマにしているせいだったのかも
みんな「あれはダメ」「こうあるべき」みたいな俺様正義を前提にしすぎ。
おまえら全員、文頭にこれ付けとけ
つ 俺様理論で恐縮ですが
>>775 言い回しの大事さはあるよ。
漱石の文章を読むと、普段は使わない言い回しなのに、すんなり頭に入ってくる。
こころの冒頭だって、「世間に憚る遠慮というよりも」とか使っているけど、
「世間の好奇の目を避けるためというよりも」なんて使われたら萎える。
全然萎えないけどな
文意が分かりやすく伝われば、あとは優劣ではなく好みの問題でしかない
たとえ旧書体の作品が現代語で分かりやすく噛み砕いて訳されても、
それによって作品の格式が落ちたとは思わない
ようはバランスだわな。
俺なんかは、地の文が高校生男子の口語体で書かれているのに、
突然難解な単語が入ってくると違和感を覚える。
例えば、「彼女の振る舞いはまさに麗閑であった」なんて、
高校男子は絶対に言わないもの。
あと、「彼女の蜜壺は〜」とかもw
地のテキストが高校男子の目線の一人称なら、
それ相応の言い回しと語彙で書かないと、
読者はキャラの性格が読み取りにくくなるし
感情移入しにくくなると思う。
一番萎えるパターンは文学だとか名作だとかストーリーが素晴らしいとか絶賛されているのに
全体を通して全く意味不明な話(テキストは熱い)、個別名言うと荒れるから言わないが多すぎだろ
>>783 それは言い回しというより意味が変わってるように見える。
“世間に憚る”だけだったらそういう風にも取れるけど、
“世間に憚る遠慮”だと“世間様を煩わしちゃいけねぇ”って感じだなぁ。
>>785 ああ、それは分かるわ
一人称視点の文で、さっきまでやたらと熟語連発で状況描写してた高校生が
会話になった途端に突然アホになったりするよなw
あと、他人の輪姦を眺めてる時とかに、「男は彼女の子宮口を突き上げた」
とか見ると、透視能力持ってんの?と思う
一人称で書いてるのに、地の文がキャラの思考ではなくライターの思考に
なってるんだよな
>>788 内容わからんけど、モノローグの文章で難しい言葉つかってても、
対話でくだけた言葉しゃべるのは少しもおかしいとおもわないけれども。
>>789 おかしい、っつーか若ぶってるオヤジみたいに見えるかもな。
NGではなくとも気になるかも。
地の文が文語、台詞が口語ってのは比較的普通な気がするが。
そんな文章硯友社以降見たことねぇ
ぶんご 0 【文語】
(1)もっぱら文章を書くときに用いられる言葉。口頭で話される言葉に対していう。文字言語。書き言葉。
(2)古典語。平安時代の言語に基づき、それ以後の時代の言語の要素をも多少加えた書き言葉。
⇔口語
こうご 0 【口語】
(1)書き言葉に対して、話すときに用いる言葉づかいをいう。音声言語・話し言葉・口(くち)言葉などともいわれる。
(2)現代の話し言葉、およびそれに基づいた書き言葉。現代語。
⇔文語
三省堂提供「EXCEED 和英辞典」より
だからべつに間違いじゃないと思うのだが?
言文一致とかでおかしくなったけど、本来の用語としては、
>>792のが一義だと思ってるのだが。
>>795 文語体、文語文法、なんて云ったときは口語体に統一された現代文とは明らかに違う物を指す。
誤解を避けるためには、語彙だけでなく文法等を含めた言語体系が異なるときに使うべきだと思う。
書くとき、話すとき、それぞれに適した語彙を表す場合、
自分は書き言葉、話し言葉と言ってるけど、この場合の“言葉”は言語体系ではなく語彙を表すってことで。
俺様脳内辞書を他人に理解しろとか無謀だろ
>三省堂提供「EXCEED 和英辞典」より
~~~~~~~~~~
(´・ω・`)?
間違いではないが誤解を招きやすい用法だな
パルフェをやり返したら、
あらためて文章が上手いと思った(プロットは別)。
地の文の表現や語彙など、
どれも主人公と等身大で書かれていて感情移入しやすかった。
ただ、句点や体言止めの多用で、文のぶつ切り感を感じることもしばしば。
もっとも、それは主観の相違ってやつだから、
一概にどちらが良いとか悪いとは言えないけど。
ブレスの位置がはっきりしているから声優さんは読みやすかっただろうけどね。
まあ上手いかどうかはともかく、実際の日常的な思考や会話では、
短文や体言止めで済ますことも多いから
そういう所を切り取ったという点で親しみやすい文ではあるよな
1つ1つのセリフや思考が文章としてまとまり過ぎていると演劇っぽいからな
丸戸のは演劇よりかはコント的
パルフェ上手かったか?
読み易い文章&テンポがよくはあったが、ほとんど会話の応酬だった気がする。
地の文章が多くても読みやすく、かつテンポも良い文章こそ、本当に上手い文章といえる気がする。
一応言っておくけど、パルフェの地の文を多くしろと言っているわけではないので勘違いしないでね。
パルフェには会話の応酬という形が作品のスタイルに合っていると思う。
音声ありで地の文が多いと、音声のぶつ切り感が気になって、テンポがかなり悪くなるからね(Fateがいい例)。
それと丸戸は平均以上の文章がかけるんだけど個性がないかな。
(会話の応酬で書き易いのを差し引いても)テンポの良さは評価するが、文章に悪い意味で癖がない。
萌え転がすのが武器の作家に、文章の個性って邪魔なんじゃないかと思うの(´・ω・`)
あの人はあれが合ったスタイルだと思う。
嘘屋みたいにクセの強い地の文だとアンチも出るからな
俺は嫌いじゃないけど、「ライターでしゃばりすぎ!」という奴の気持ちも分かる
俺の感覚だとエロゲーの主役は絵なので、
それを殺すほどにしゃしゃり出てくる文章はすべからくゴミ。
すべからくの用法間違え…って釣りだよな
ここでお勧めされたリアライズやってみたんだが文章は確かに良かったよ。
戦闘モノに付き物の冗長なバトル描写があるのかと思いきやそんな事もなかったし。
内容には多少の不満は残ったけどな。
エロゲライターはすべからく奈須文学を参考にすべし
こうですか?わかりません><
連悠太の切れのある会話の応酬とテンポのよい地の文、そして時たま入るリリカルな状況描写が
好きなんだが、もうエロゲ書かないのかなあ。っていうか今なにやってるんだろ
エロゲのテキストは、
インターフェイス(会話ウィンドウの狭さとクリック数の関係)と
ユーザーのモチベーション(エロ)に対して最適化される必要があるから、
一般的な小説、特にラノベの文章技法と同じ基準では論じられないね。
フルボイス化でエロゲの疑似アニメ化が進んでいるし、
地の文章は少なければ少ない方がいい。
舞台劇のように、ト書きをセリフに組み込んで、
セリフ萌えを誘った方がユーザーに「受ける」と思う。
サウンドノベル形式の場合は、じっくり書いた方がいいと思うけど。
>地の文章は少なければ少ない方がいい。
これは賛成しかねるな
エロゲがアニメより優れてる点は、30分という制限時間無しに
何時間もかけてプレイしてもらえることと、文章で情景や心理を丹念に描写できることだ
例えば「汗が胸板の上を滑り落ちていくのが気持ち悪い」とかいうのを
アニメで表そうとしても手間とリターンの釣り合いが取れないし、
キャラに直接しゃべらせてもわざとらしい
そういうところを地の文でさらっと描写できるのが文章の強みだから
わざわざアニメを真似る必要は無い
>>802 普通はもっと高尚に見せようとして、過剰なレトリックに凝るもんだけど、
そこを我慢して、会話の応酬に踏みとどまったところが
エロゲライティングとして「上手い」と思う。
過大評価の可能性も否定しないけどさ。
あと、個性の無い文章は、マーケティング的に重要だと思う。
もちろん、個性的な文章で引きつけられれば作家としては良いだろうけど、
ようはどっちのほうが集客力があるかって話であって……
>>810 ごめん、言葉が足りなかった。
ヒロインとの会話中に、
何回もクリックを強いるほど凝った地の文は要らないってことが言いたかっただけです。
>>812 そういうことならよく分かる
「よお太郎!」「ああ、おはよう」という会話が
「よお太郎!」
今声をかけてきたコイツは幼稚園時代からの悪友で――うんぬんかんぬん――
どうたらこうたら――というわけでとにかくそんな感じなのだった。「ああ、おはよう」
みたいなのが何回も続くとテンポ悪くてうんざりするわな、確かに
まあエロゲもそれなりに多様化している昨今
一概に「エロゲ」という括りで云々するのは難しくなってきてるのかもな
キャラ萌えものとサイコホラーもので同じ文体が受けるとは思えないし
815 :
802:2007/08/14(火) 18:32:48 ID:YaVq/CRe0
個性の意味についてちょっと補足。
個性といっても奈須きのこみたいに、個性の塊みたいな文章を書けというわけじゃない。
個性というのは、基本をマスターした上で、作家の持ち味を発揮した文章。
個性がある文章=読み難い文章なわけではない。
このスレでも名前があがった、山田一が田中ロミオ名義でC†Cをだしたとき、
すぐに山田一じゃないかと言われ、その後それが本当だとわかったことがあった。
山田一は基本に沿った文章を書くライターだけど、山田一なりの文章の特徴がある。
だから別名義でだしてもバレた。
丸戸は基本に忠実な文章を書くんだけど、それだけ。
この業界ではそれが書ける人が少ないから個性のように見えているんだが、
ライターとしてもう一皮むけるためには、読み易さは崩さずにいかに自分らしさを出していくかが重要。
武藤礼恵のみさくら語とかかw
バレットバトラーズ面白いな。
>>815 おおかた同意だけど、自分らしさを消した文章を書くこともライターとしては重要だと思う。
>>818 サブとかマニュアルとかの解説系ならそうかもしれんけど
看板でやる場合は消す必要ないんじゃね?
吉行淳之介曰く
「活字は作家の個性を一旦殺す。その冷たさが私は好きだ。」
821 :
信者:2007/08/22(水) 08:04:42 ID:cWol2OVQ0
>>659 >>667 遅レスだが言わせておくれ。
「何処あの」において、二人称は各章開始時に1回と「ある章」の終盤に1回の、計6回のシーンで使用されており、重要な伏線となっている。
同作品には5人のヒロインが存在し5人中3人のサブヒロインは選択枝を選ぶ事により各シナリオへ分岐する。
ここまでだけをプレイすると各シナリオ一本道のマルチエンディング鬱ゲーという印象なのだが(伏線は張られている)、
四周目のプレイにて、これがそのスタイルに見せかけた一種のループ物の作品である事に気付くという仕組みだ。
一人のヒロインのシナリオをクリアしたセーブデータには、そのヒロインのアイコンが追加される。
そのデータをロードして3人のヒロインアイコンを貯めたところで、初めてフラグ解除で先に進めるというシステムも、世界観を間接的に表現している(という好意的な見方もできる。単に「まぎらわしい」だけとも言える)。
呉はやりたいことと所属ブランドの客との間に深い溝があるのが気の毒というか会社選べよというか
>>817 ストーリーや設定は面白いと思ったけど、このスレ的には別に普通のテキストだったような?
>>811 そういう評価の仕方は否定しないが、
このスレにおける文章力とは関係ない努力じゃね?
>>819 嘘屋みたいにアンチが沸かずにすむ
個性のあるライターってマイナス評価も受けやすいから