笑えるエロゲーを語るスレその3

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18名無したちの午後
どう考えてもクラナドだろう
春原の掛け合いとか腹かかえて笑えるぞ
19名無したちの午後:04/05/20 14:31 ID:Wdx0NZ/F
春原 お、あの子、可愛い、ヒュゥーッ!
春原 いこうぜ、岡崎
朋也 なにしに
春原 むろん、女の子と仲良くなりに
朋也 お前な・・・俺には智代がいるっての
春原 んな堅いこと言うなよ。智代ちゃん、どうせ忙しいし、ばれないって
朋也 ばれるばれないの問題じゃねぇの
春原 まぁ、そう言わずにさ・・・ひとりで話しかけるとさ、不気味なやつだと思われるじゃん?
春原 話に加わらなくていいからさ、横に立っててくれよ。それならいいだろ?
朋也 鬼のような顔してていいか
春原 なんで、横で怒ってるんだよっ
春原 せめて笑ってろよ
朋也 よし、虚空を見据えて、ウヒャヒャヒャーッ!って笑い続けてやろう
春原 やめてください
朋也 じゃ、ずっと驚いた顔を・・・
春原 普通でいいんだよっ
朋也 普通にしてたら、俺、話しかけられるじゃん
春原 ウケない程度に答えてれば、いいだろ?
朋也 じゃあ何を訊かれても、マジかよっ!?って言うことにするな
春原 ああ、それでいいからっ、ほらっ、いっちまうじゃん

春原が他校の制服を着た女子の背後まで駆け寄っていった。
他にやることもなかったし、一人になるよりはマシだろう。
そう考えて、俺もその後に続いた。
20名無したちの午後:04/05/20 14:32 ID:0E9X+ndf
即死回避のための燃料投下乙
21名無したちの午後:04/05/20 14:34 ID:Wdx0NZ/F
春原 ねぇ、君たち、どこの学校?
女生徒A はい?
女生徒B ストレートなナンパね・・・
春原 案内してやろうか?
朋也 マジかよっ!?
春原 お前じゃねぇよっ!
女生徒A クスクス・・・

ウケてしまった・・・。

女生徒A 面白い人たち。別にいいんじゃない?
女生徒B あんたがそう言うならいいけど・・・
朋也 マジかよっ!?
春原 お前は、嫌なのかっ!
女生徒A クスクス・・・
女生徒B じゃ、お願いするわ
春原 ちなみこの学校さ、町一番の進学校なんだよ。知ってた?
朋也 マジかよっ!?
春原 おまえが驚くなっ!
女生徒B うん、進学校っていうのは知ってるけど・・・じゃ、ふたりとも頭、いいんだ
春原 まぁね
女生徒A おふたり、何年生?
春原 僕たち三年
女生徒B じゃ、受験生だ。大学、どこ狙ってるの?
春原 うーん、とりあえず国立かな
22名無したちの午後:04/05/20 14:35 ID:Wdx0NZ/F
女生徒B へぇ、じゃ、○○大とか?
春原 うん、志望校の一つではあるね
女生徒B 私たちも、そこ目指してるの。キャンパスで会えるかもね
春原 うんうん、会えるかもねぇ
朋也 (ぜってぇ無理だよ・・・)
女生徒A 私たち、二年生だから、試験の対策とか聞けたりして
春原 いいよ。教えてやるよ
春原 その代わり、ちょっとばかり高くつくぜ?
女生徒A え? なぁに?
春原 一日デート権とか
女生徒 うーん・・・それで受かるなら、安いものだけどね
春原 うん、僕、こう見えて教えるのうまいからさ
春原 なっ、岡崎っ
朋也 マジかよっ!?
春原 おまえに訊いた僕がアホでした・・・
女生徒B ちょっと怪しくなってきたわねぇ・・・友達がそう言うんじゃあねぇ
春原 はは・・・こいつ、冗談で言ってるんだよ
朋也 マジだよっ!
春原 おまえ、セリフ変わってんじゃんかよっ!
女生徒B 力説されたわねぇ・・・
春原 岡崎、こっちこいっ!

春原に腕をつかまれ、引きずられていく。
23名無したちの午後:04/05/20 14:36 ID:Wdx0NZ/F
春原 マジかよ!?ってのはやめにしてくれっ!僕の巧みな話術が乱されるっ
朋也 はいはい、わかったよ
春原 もっと、話が広がるセリフにしてくれっ
朋也 じゃあ、「それがコイツの夢さっ」にするな
春原 おっ、カッコイイじゃん
春原 今度はうまく頼むぜ?
朋也 ああ、任せろ

女の子たちの元へ舞い戻る。

春原 悪いね、待たせちゃって
女生徒B 怪しいふたりね・・・
女生徒B どうやったら私たちを部屋に連れ込めるか、相談してたりして
朋也 それがコイツの夢さっ
春原 最悪のタイミングで言うなぁーーーっっ!
女生徒 あっきれた! 図星なのっ?
春原 違う。僕はこう見えてもフェミニストなんだ
春原 いつかは女の子に優しくして、頼られる男になりたいなぁ
朋也 ・・・・・・
春原 言えよっ! 今、言うところだったろっ!
女生徒B なぁんか漫才見てるみたい
女生徒B 頼られる男よりも、お笑い芸人でも目指したら?
朋也 それがコイツの夢さっ
春原 違うよっ!
女生徒 でも売れなさそう。 リットンみたいになりそう
朋也 それがコイツの夢さっ
春原 んな夢、嫌だぁーっっ!
24名無したちの午後:04/05/20 14:41 ID:Wdx0NZ/F
朋也 「よぅ、元気か?」
春原 「さっきまで気絶してましたよ・・・」

春原の体を跨いで、奥の定位置へ移動する。

春原 「ん・・・?」
朋也 「どうした」
春原 「今、女の匂いがしたぞ」

・・・どうして、そんなくだらないところには敏感なんだ、こいつは。

春原 「それも、知ってる匂いだ・・・」
春原 「最近、関節技を食らった・・・」
春原 「そう、美佐枝さんだっ」

どんな思い出し方だ。
25名無したちの午後:04/05/20 14:42 ID:Wdx0NZ/F
春原 「ふぅん、知らない間に、そんな関係だったのかぁ・・・」
春原 「まぁ、確かに、おまえには年上のほうが合いそうだもんな」
朋也 「馬鹿、勘違いすんなよ。 俺だけじゃねぇよ」
朋也 「ラグビー部の連中だって、美佐枝さんの部屋には出入りしてるよ」
春原 「ありゃ、そうなの?」
朋也 「連中は、美佐枝さんのこと気に入ってるみたいだからな」
朋也 「色々と相談に乗ってもらってるらしい」
春原 「へぇ、そりゃ知らなかった」
朋也 「美佐枝さんってさ、ガサツそうに見えるけどさ、面倒見いい人だからな」
春原 「ふぅん・・・」
春原 「じゃ、僕の相談にも乗ってくれるかな」
朋也 「ああ、あの人なら、なんだって乗ってくれるよ」
春原 「マジかよっ」
朋也 「おまえ、美佐枝さんにどんな質問するつもりなんだよ」
春原 「お・・・おっぱい見せてくださいって・・・」
朋也 「それ、相談じゃなくて、単なるわいせつ行為だからな」
春原 「じゃあ、結果的におっぱいを見せることになる相談をすればいいんだな」
朋也 「んなのあるのかよ」
春原 「はっ・・・僕の巧みな話術にかかれば、もう、見せまくりのぷるんぷるん揺れまくりだってのっ」
春原 「まぁ、後で話しだけでも聞かせてやるよ」
朋也 「そりゃ、楽しみだ。 どんな馬鹿話が聞けるか」
春原 「へっ、言ってろよっ」
26名無したちの午後:04/05/20 14:43 ID:Wdx0NZ/F
呼びながらドアを開ける。

美佐枝 「・・・え?」

部屋の中で、立っていた美佐枝さんが振り返る。

美佐枝 「なんだ岡崎か」
美佐枝 「女性の部屋に入る前はノックぐらいなさいよね」
美佐枝 「で、なぁに? なんか用?」
朋也 「用がなくても来ていいって言ったじゃん」
美佐枝 「それで、本当に用もナシに来るかねぇ」
美佐枝 「こっちは疲れてんだから、ちょっとは遠慮なさいよね」
朋也 「疲れてんの?」
美佐枝 「そりゃあね。 今、夕飯の片付けが終わって戻ってきたところよ?」
朋也 「じゃあ、悪いね」
美佐枝 「いや、別に悪かないけどさ・・・」
朋也 「いいの? 悪いの? どっち?」
美佐枝 「はぁ・・・どうぞ、お上がんなさい。 あまり、長居しないのよ?」
朋也 「お邪魔しまぁす」

俺は昨日と同じ位置に、腰を落ち着ける。
正面では、美佐枝さんがお茶を入れてくれていた。
本当に一仕事終えた直後のようで、髪が乱れて、何本も頬に張り付いていた。
それをなんとなく美しいと思った。
27名無したちの午後:04/05/20 14:44 ID:Wdx0NZ/F
美佐枝 「はい、どうぞ」
朋也 「どうも」
美佐枝 「あぁ、なんであたしは親切にお茶なんか入れてあげてるんだっ・・・」
湯飲みを差し出してからそう後悔していた。
美佐枝 「もう、今回きりよ?」
朋也 「はいはい」

トントン、とノックの音。

美佐枝 「どうする? 隠れる?」
朋也 「ああ、そうさせてもらう」
俺はまた、布団の中に潜り込む。
美佐枝 「あーぁ、またそこか・・・あんまり匂い嗅ぐなよ?」

トントン。

美佐枝 「はーい」

がちゃり。

声 「ちーっす」
美佐枝 「ん? 春原が来るなんて珍しいわね」

・・・あいつ・・・マジで来たのか。
28名無したちの午後:04/05/20 14:46 ID:Wdx0NZ/F
美佐枝 「なぁに?」
春原 「相談があってきたんだよ。 上がっていいよね?」
美佐枝 「なんか、いかにも人に聞いて来ましたって感じの段取りねぇ」
春原 「え? なんのこと? 僕にはぜーんぜんわかんないねっ」
美佐枝 「白々しい・・・」
美佐枝 「ま、あんただけ、追い返すわけにもいかないからねぇ・・・」
美佐枝 「少しだけよ?」
春原 「やりぃっ」

ばたんとドアが閉まった後、春原の部屋を歩き回る足音。

春原 「へぇ・・・美佐枝さんの部屋って初めてみたよ」
美佐枝 「若い女の子の部屋でもなし・・・興味なんて最初からないでしょうが」
春原 「あるって」
春原 「おっぱいとか」
美佐枝 「・・・・・・」

空気が張りつめる。
29名無したちの午後:04/05/20 14:48 ID:85b+8VfW
ちんぽ
30名無したちの午後:04/05/20 14:50 ID:Wdx0NZ/F
美佐枝 「・・・今、なんて?」

怒りを押し殺したような声。

春原 「あ、いや、なんにもっ、ははっ」
美佐枝 「そう・・・とりあえず座りなさいよ。 落ち着かないでしょ」
春原 「ああ、こりゃどうも。 失礼いたしやす、へいっ」

こぽこぽこぽ〜。
31名無したちの午後:04/05/20 14:51 ID:Wdx0NZ/F
美佐枝 「はい、お茶どうぞ」
春原 「ああ、お構いなく」
美佐枝 「で、相談って何よ」
春原 「ああ、ええと・・・」
春原 「なんか言うの・・・恥ずかしいな」
美佐枝 「さっき平気で恥ずかしい言葉、口走ってたでしょうが」
春原 「え? なんのことだか」
春原 「ああ、そうだ、僕、占い得意なんだ」
美佐枝 「相談事じゃなかったのか」
春原 「いや、それは後で。 まず占いさせてよ。 女の人って、占い好きでしょ?」
美佐枝 「あたし、そういうの信じないのよ」
春原 「えぇ〜っ、そんなぁ・・・」
美佐枝 「そんな泣きそうな顔するな、もぅ・・・」
美佐枝 「わかったから、したいなら、勝手にしなさい」
美佐枝 「何で見るの? 星座? それとも手相?」
春原 「おっぱい」
美佐枝 「・・・・・・」

空気が凍りつく。

「・・・今、なんて?」

殺気に満ちた声で訊き返す。
32名無したちの午後:04/05/20 14:52 ID:Wdx0NZ/F
春原 「ああ、手相っ、今、手相って言ったんだ、僕っ」
美佐枝 「はぁ・・・ほら、とっとと見てよ」
春原 「うわぁ、美佐枝さん、キレイな指してるなぁ、舐めたくなるなぁ」
美佐枝 「ぞっとすること言わないでね」
春原 「ああ、長生きするね、美佐枝さん。 生命線長いもの。 以上」
美佐枝 「たいそうな占いをありがとう」
春原 「どういたしまして」
美佐枝 「とっとと悩み事言って、帰ってくれない?」
春原 「美佐枝さん、冷たいなぁ・・・」
美佐枝 「あんたにヘンな気がなければ、優しくしてあげるわよ」
春原 「ないって、なーんにもないよっ」
美佐枝 「そうかしらねぇ・・・」
春原 「あ、美佐枝さん、正座してるの? 崩して、楽にしてよ」
美佐枝 「なんで客のあんたに、んなこと言われなきゃならないのよ・・・」
春原 「あ、美佐枝さん、服、着たままなの? おっぱい出して、楽にしてよ」
美佐枝 「ふ・・・」

乾いた笑い。

美佐枝 「即刻、出ていけーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

寮内に響き渡るほどの退去命令。
春原 「うわぁ、岡崎、嘘つきだぁっ」
そんな言葉を残して、春原は出ていった。