Navel/BasiL統合スレッド29

このエントリーをはてなブックマークに追加
413名無したちの午後
【片翼・藤村いづなに後ろから「だーれだ?」をされて】
いづな「それでは解答をどうぞ〜♪」
和也「藤村いづな落とし」
いづな「ブブ〜!かなり正解に近いですけどそんな格闘ゲームでよく使われる空中技のような名前ではありません」
いづな「ピロリロリ〜ン♪ おおっと、ここでスペシャルヒントの時間です。その人の名前は、先ほどの解答から『落とし』を抜いたものです」
和也「なるほど、分かったぞ。藤村いづな(空中で↓+P)だな」
いづな「ぴんぽんぴんぽ〜ん♪ 正解は、つまらないギャグを押し通そうとする高瀬和也君に仕方がないから正解をあげちゃう天使のような優しさを持った藤村いづなさんです♪」
414名無したちの午後:03/12/20 05:55 ID:wZ3NGcr5
【それ散る・雪村小町の夢占いクイズ】
小町「せんぱい、それはきっと神のお告げですよ。あなたを必要としているのはきっと年下の女の子です。よく考えてください、あなたの身近にそんな少女はいませんか?」
舞人「あー、青葉ちゃんかなぁ」
小町「惜しい!」
舞人「夢占いに惜しいもクソもあるか」
小町「えー、ヒントです。その人は雪国の出身です」
舞人「ナマハゲ?」
小町「残念、髪型はちょっと似てるけど出刃包丁は振りまわしません」
小町「♪ぴろりろり〜ん」
小町「おっと、ここでスペシャルヒントの時間です。えー、その人の名前は『ゆきむらこま』で始まって『ち』で終わります」
小町「さあ、これはいいヒントが出ました。それでは桜井さん、お答えをどうぞっ」
舞人「雪村コマネチ?」
小町「…………」
小町「……せいかーい! おめでとうございまーす!」
 どうやら、ねぼすけの相手をするのに飽きたらしい。番組は放送なかばで打ちきりになった。
415名無したちの午後:03/12/20 05:56 ID:wZ3NGcr5
【片翼・母からの電話】
 プルルルル・・・プルルルル・・・
 へいへい、今出ますよ。
「はい、もしもし。高瀬家は現在食事中ですのでご用件の方は後でおかけ直し下さい」
「電話を切ったら来月から仕送りを止める」
 う゛・・・こ、この聞きなれた声はまさか・・・
「か・・母さん・・・?」
「こんなにも美しい声の持ち主が私以外に誰がいるってんだい、愚息」
 む、むぅ・・・確かにこの無駄なほど自信に溢れたしゃべり方は我が母、高瀬弥生以外にはいないだろう。
「しばらく連絡取らなかったけどゴキブリ並みにまだしぶとく生きてるみたいだね」
「うるせぇ、クソババア。それが久々に会話した息子に対する言葉か」
「ハン、面白い冗談を言う子だね。
 私は今までアンタを息子だなんて思った事は一度たりともないよ」
「それは奇遇だな。俺だってアンタの真っ黒なアソコから生まれた記憶は1ミクロンだってないぞ」
「・・・・・・・・・・」
「まっ・・・そりゃそうだろうね」
「・・・ちょっと待て、不良中年と書いて母親。今の間はなんだ、今の間は」
「うっさいよ、クソガキ。ただ煙草に火を点けただけでそんなに動揺するな」
 そう言って受話器の向こうから聞こえるスモーキング音。
「そんなんだから、いつまで経っても童貞なんだよ。さっさとプロのお姉さんにでもその粗末な筆をおろしてもらえ」
「う、うるさい!俺は結婚するまで清らかな身体でいるって決めてるんだ」
「そう言って気が付けば三十路。三十路で童貞。うわっ、キモッ」
 く・・・こ、このクソババア・・・!
416名無したちの午後:03/12/20 06:01 ID:P40Q+rYO
ワラタ。影響受けすぎ。
417名無したちの午後:03/12/20 06:02 ID:wZ3NGcr5
【それ散る・母からの電話1】
舞人「ふぁい、もひもひ……」
舞人「あー、おかけになったハンサムは、ただいま留守にしておりまふ……」
母親『起きないと業務用コピー機で殴る』
 う、妙に親近感を覚えるこの声と反応……思わず少しばかり眠気がとんだ。
舞人「おい、なんだ山彦、その傍若無人ないいぐさは。貴様は俺の母親か」
母親『いや、バリバリ母親だけど』
母親『しばらく連絡なかったけど、どうやら生き延びてはいるみたいだね、舞人』
母親『……ちぇ』
(中略)
舞人「じゃあ、なんの用だ。せっかくの休日に、母親の話相手をするほど俺は暇じゃないぞ。今日も朝から晩まで、女の子との予定がびっしりだ」
母親『うるさいよ、童貞』
舞人「ど、どどど童貞じゃありませんっ!」
母親『クリーニング屋の小町っちゃん、そっち行っただろう?』
母親『あの子なら、一回や二回夜這いかけても泣き寝入りするんじゃないのか』
舞人「黙れ母親。そして、すみやかに父親の待つ世界へと旅立ってくれ」
 母親のスモーク噴射攻撃が炸裂したが、俺は電話を耳から離して対抗した。
418名無したちの午後:03/12/20 06:02 ID:wZ3NGcr5
【それ散る・母からの電話2】
母親『彼女の一人や二人、とっとと作りゃよかろうに』
舞人「うわっ、やめろやめろ、肉親とそんな修学旅行の夜みたいな話はしたくない」
母親『もうサカリもつく年頃だってのに、なんでこうなんだろうな』
舞人「……ひとつ尋ねたいことがある」
舞人「あんた、本当に母親かね?」
母親『育てていただいた記憶はあるんだろ』
舞人「産んでいただいた記憶はないがな」
母親『だろうねえ』
 電話の向こうで乾いた失笑がこぼれた。タバコの煙を吐き出す気配。
母親『…………』
舞人「……こ、こら、意味深な間の取りかたをするな」