CLOCK UP 第八章 −プレゼンス−

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531名無したちの午後
主人公の兄貴に関する述懐
「アイツは貪欲なのだ。自分に足りないものは無いが、同じように足りないモノがない人間は他にたくさんいる。
考えて見て欲しい。自分も10持っていて、隣人も10持っている。そういう状態で隣人に対して優越感を感じたいと思ったら、相手から何かを取り上げてしまうしか方法はない。
そうしないと満足出来ない。アイツのような奴が、満足感を得ようと思ったら、もう足し算ではダメなのだ。
アイツのような男は、もう後は他人の引き算をしながらでなければ生きていくしかない。・・・」

宮部みゆき「魔術はささやく」p53l1
「ただ、貪欲なのだ。守は思う。自分には足りないものはないが、同じように足りないものがない人間はほかにもたくさんいる。
自分も十持っていて、隣の人間も十持っている状態で、その隣にいる人間に対して優越感を感じたいと思ったら、相手から何かを取り上げてしまうしか方法がない。
そうしないと満足できない。三浦のような人間--今は大多数がそうなのだ--が満足感と幸福感を得ようと思ったら、もう足し算では駄目なのだ。引き算しながら生きていくしかない。」



まぁ、ちょっとclockupというメーカーを勘違いしてたかな、と思ったよ。恋から醒めた気分だ。
いろいろ言いたいことはあるけどまあ我慢してひとつだけ。「謝罪文まだー?」