BasiL(バジル)スレ21+Navel(ネーブル)スレ04

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896名無したちの午後
まったくの個人的な趣味で、完全オリジナル創作をしたためてみました。
この場に記すには長文ですが、よろしければお付きあいください。
(この日記は明日中に削除させていただきます。ご意見ご質問等はご遠慮ください)

《登場人物》
枕井無人:まくらいないと。枕坂学園に通う2年生。通称まくっち。
地球丸花子:無人を追って沖縄から引っ越してきた行動する乙女。てへり。
松本コンチータ:無人の隣室に住むチャゲさんの一人娘。愛してください。

「おはようございます、せーんぱいっ!」
「なんだ地球丸、今日も朝から無駄にテンション高いな」
「えへへっ……おはよー、おにいちゃん」
「あれ、コンチータちゃんも一緒か。どうしたの、ふたり揃って。合法的に小学生の使用済みスクール水着を入手できる裏技でも発見した?」
「そんなことよりせんぱい、今日は大事な日なんですよ。ハレなんですよ、祭りなんですよ、ワッショイワッショイなんですよ。さあ、ねじりハチマ
キ頭に巻いてあのやぐら提灯の下に飛びだしましょう! のんきに通販カタログの婦人下着コーナーなんて眺めてる場合じゃありませんよー」
「み、みみみ、見てませんっ。たまたまちょっぴり開いちゃっただけですっ」
「うわー、しっかりページのすみ折ってあるのに必死で偶然を装ってるー、かっこいー」
「い、いや、違うんですよ! これはですね、えーと、急性梅毒で入院した友人・大和彦のために、ふと千羽の鶴を折りたくなってですね……」
「わあっ、外人のモデルさんって胸おっきいねー」
「ああっ! か、勝手に見ちゃ駄目だよコンチータちゃん、いまの君では処女的衝撃(ヴァージンショック)が強すぎて……」
「何これー。ねえ、おねえちゃーん、こんな大っきいぶらじゃあ付けてる人なんていないよねー」
「えっ……? あ、ど、どうかな……」
「いないよー、絶対いないよー、こんなしゃらくさい人いるわけないよー」
「で、でも……その……ほら、こっ、個人差とかあるべさ……」
「──あ、これおねえちゃん持ってるのにそっくり」
「なにっ」
「ぅああああ! 駄目です駄目です見ないでくださーい!」
「ひぎぃ!」
「こっ、コンチータちゃん、そんなことより、はやくせんぱいにあのこと教えてあげようよ」
「ようがす」
897名無したちの午後:03/06/29 01:19 ID:cO5vMh51
「ん? なんだ、あのことって」
「それじゃあ、おにいちゃんに問題! 一年前の今日は何の日だったでしょーう!」
「え、去年の6月28日? えーと……ああ、そうか、ダ・○ーポの発売日だ」
「うーん、それもだけどー」
(私信:恋純さん呉さん、あし少ありがとうございました)
「じゃあ『と○かぷっ!』か?」
「うーん、それもなんだけどー」
(私信:椎原さん下原さん夏少ありがとうございました)
「せんぱいせんぱい、ちょっと話は変わるんですが、地球丸すごい発見です。どんなに微妙な単語でも、仮名に開いて語尾に『っ!』を付けるだけで、みるみるポップでキュートにトラカプナイズされてしまいますっ!」
「はあ……たとえば?」
「ぼーえきまさつっ! ちしまれっとおっ! せあかごけぐもっ! おとなのじじょうっ!」
「ははは、地球丸は馬鹿だなあ」
「ほほほ、地球丸は馬鹿ですから」
「──って、そんなことはどうでもいい。はやく話を戻……」
「たいけんばんにだまされたっ!」
「……おい……貴様、いまドサクサに紛れて何を言った」
「いやあ、とんでもない台本ですね」
「めちゃめちゃアドリブだったぞ……」
「おにいちゃん、いまのヒントで正解は分かったでしょ?」
「ははは、ぷじゃけたこと聞いちゃいけないよコンチータちゃん。俺のあの作品に対する愛情は、ベッカムがヴィクトリア夫人を想う気持ちに匹敵するぐらい熱いんだ」
「えへへ、記者会見でもいちゃいちゃだね」
「と、いうわけでー!」
「いうわけでー!」

 名前も呼べない子供たちと、彼らを愛してくれたすべてへ。
 ありがとう。ごめんなさい。いつかまた。
Date: 2003/06/28