2003年3月購入検討＆感想スレ　その4

マッチ売りの美少女。

このゲームをプレイすれば、地雷と評判の「お兄ちゃん受信中」
「お兄ちゃんやめて」、「沈マナイ月」が普通のゲームに感じれるでしょう。
ましてや、「コズミックガール」や「鏡花水月」は大名作です。

システムに関してはもはや語る余地はありません。電脳紙芝居またはデ
ジタルコミックと考えた方が良いでしょう。同人ゲーに多い、HDDにコピー
して動かすゲームと程度は変わりません。

ネタ抜きにして４０分以内で終ります。選択を誤ると即死エンドに直行というのは
ファミ●ン時代のADVみたいなものでしょうか。
CGは外出ですが５０枚あります。がそのうちエロCGは１割もありません。
３０分のプレイ時間で５０枚というCG数は多いと感じられるかもしれませんが
錯覚です。w
５０枚のCGのうち、キャラの顔の変化分まで登録されますので。
半分近くが少女とかの顔のアップ。

戦争が終って荒廃した世界で、戦場帰りのロボ、權平とマッチ売りの少女の
心のふれあいを描くというコンセプト。
ここまで読めば何となく面白そうな設定なんですが。
実際には何がなんだか分かりません。結局この権平というデザインの狂った
ようなロボットが何をしたかったのかも全然。
キャラに感情移入する以前に、ストーリーが終ってしまうのです。
ですので、少女が死んでしまひました、悲しいね〜、とゲームの中で説明
されても、全くシンクロしません。
少女を救いに権平が乱入するシーンがクライマックスの１つであるのですが
このシーンで泣ける人は神の如き感性ではないかと。
権平と少女がHするということも全くありません。

これまた既出ですが、精液も尿も青いです。これはひょっとして異世界の
異星人による話なのかもしれない、って伏線があるのかもしれませんね。
ま、あったところで、それがど〜したって程度ですが。w

結局、マッチ売りの少女という童話をオマージュにしたいのか、それとも
パロディとしたいのか？
この辺が謎です。マッチ売りの少女が結局は死んでしまうという点を忠実
になぞっているので、パロディにするつもりはないのかもしれませんが。
出来の悪いアングラ同人映画を見ている感じでした。
このレベルの製品を商業ソフトとして発売できる超高スペースは凄いと
思います。クソゲー愛好家でもこれにはビックリすること請け合いですね。

唯一の良いところは、DVDトールケース入りなので、やたらでかい最近の
エロゲの箱と違い場所を取らないこと、これは是非他も見習って欲しいです。

点数　0/10点

一度プレイしてしまうと、何故か次も絶対駄目だろうけど、駄目を期待
して買ってしまう超高スペースここにあり、の作品でした。
これからハイパー系をヲチしたい貴方には刺激が強すぎるので、でき
れば他の作品から入門することをオススメします。
明日売ってくるべえ。