マッチ売りの美少女 [GAIA]
http://www.gegege.com/ 今作はレポを一枚書ける程の要素をそもそも有していないので、
まとめず雑感という形で容赦してほしい。
・ CGは50枠(差分含まず)。総プレイ時間30分。ロボットの名は権平。
即死系のBADENDが散らばっているが、基本的には一本道のADVとなっている。
マッチの灯りの中で権平との脈略無い友情が芽生えていくのを眺めるという
原作の設定を舐めきったストーリーで、話を理解するよりも速く少女は死んでしまう。
作品の存在自体に対して侘しさが込み上げてくるあたりはガイアそのものだ。
マッチはいかが。マッチを買ってください――
心動かされることが万が一にでもあるとしたら、原作とリンクするこの台詞だけだろう。
・ エロは各シーン10クリック程で終了し、場面はBAD直行の際に限られる。
これはまったく使えないと言っていい。権平と和姦、とかは無い。
精液が青くて萎えるが、仮に白かったとしてもどうにもならないと思う。
シーン数は5程。毎度のことだが回想が無い。
・ 今作はハイパースペース系がどれくらい底辺なのかを完璧に体現している。
ネタ買い初体験向けとしては敷居が高く、ヲチャーとしては”いつもの”となる筈。
しかし、ただ一点だけ驚いたことがある。それは「マッチ売りの少女」の結論について、
この作品と自分の持論が微妙に一致していたことだった。
マッチ売りの少女ハッピーエンド説。私はあれを想像力の勝利だと勝手に思っている。
だから少女を哀れむ通りすがりをナレーションが揶揄気味に表現した時、
ちょっとだけ、「へぇ…」とか思ってしまったりして。だからって評価は上がりませんが。
時間を取れれば、次はふしぎ電車で。
今月は時間との戦いですよ。