レティシナリオの個人的な解釈を、構成を抜き出して説明してみる。
荒れるとイヤなので、読んでくれる人はコッソリお願いします。
【起】この物語は、お姫様を王宮という鳥かごから出すところから始まる。
つまり、プリホリの世界は、鳥かごから出るために開かれた世界ということになる。
【承】ハッピーエンドでは、主人公がそばに居ることで、
王宮が鳥かごであるという意識が無くなる。
つまり、鳥かごなんて物は主観で発生するものなんだと。
【転】この物語の最終形であるトゥルーエンドでは、
夢や可能性に満ち溢れた世界が終わり、
窮屈な現実世界で暮らすことになる。
今度は主人公の方が、地球という鳥かごに囚われる。
【結】でも、ハッピーエンドで主人公がやってみせたのと同じ方法で、
お姫様が主人公を鳥かごから解放しにやってくる。
<まとめ>
他ならぬプレイヤー自身が実行した手段によって
実行した本人が鳥かごから出れることを証明した、
力強いメッセージだと思う。
まぁ、『窮屈な環境への変化』、『鳥かご』、『忘れ物のお姫様』に
それぞれ何を重ねて見るかで、各人によって意味が違ってくるんだろうけど、
自分だけのレティがいるということで。
トゥルーの最後のセリフを気に入った人が、その理由を考えた時、
何%かは上に書いたことと重なる部分があると信じたい。 以上。