遅くなりました
「紅蓮天衝・羅刹」
・1プレイ時間:8時間(恐らく4時間でも可)
・CD2枚組 インストール容量:550MB固定 CDレスプレイ不可
・音声:メインキャラ(男性含む)フルボイス
・CG:推定190枚(変化含む) シーン回想:推定10シーン
・フルスクリーン・ウィンドウ切替:有り
・メッセージスキップ:有り 速度切替:有り 既読判定:無し オートモード:有り
・バックログ:有り
・セーブ:256個所
●システム
ゲームは以下の3つのパートで構成されています。なお一般的なRPGではありません。
・会話シーンで構成されるアドベンチャーパート
これに関しては問題有りません。立ち絵の喜怒哀楽が欲しかったくらいでしょうか。
あとたまに音声の質が悪いのが不満。
あと時々マイクに息を吹きかけてるような音が聞こえる場面があります。
・すごろく形式のダンジョン
サイコロを振って敵がいる所に止まると戦闘。あとトラップ等。
こんなダンジョン必要無いと思うのですが。LVは無い為戦闘のメリット無しですし。
キャラ毎のグラフィックのピースが落ちており、全部集めるとCGを見れるそうです。
これを集めるのが非常にダルイ。容易に想像はつくと思いますが。
しかもマップ毎に固有のピースが配置されているのではなく完全ランダムらしく、
何度も同じピースが被る事も(同じかどうかは拾わないと判りません)。
全て拾ったつもりですが被ってばっかりで、どのキャラも2/3位しか集まってません。
次にはじめる時に引き継げるかどうかは未確認ですが、恐らく不可能では。
これのせいで時間がかかってしまいました。しかも全然集められてないですし。
・戦闘
前作とほぼ同じです。ただし今回はパーティが最大9人になりました。
戦闘に参加できるのは6人(ただし烈火固定…一番使えないんだが)
レベルの概念が無い為、ボス戦は結構楽しめます。
ただ雑魚戦が非常に短調で苦痛です。ピースを集めるためにウロウロしてると尚更。
●グラフィック
相変わらず絵は良いんですよね。ただキャラによって手抜きがあります。
明らかに塗りを変えただけの奴や下書きが見えるような奴がいます。
その辺りに目を瞑れば問題有りません。
イベントの随所に使われるCGは素晴らしいですね。和風の雰囲気と完全に合ってます。
頼みます、エウシュリー辺りで絵を描いてください…
一方、今月一番痛ましい地雷はなんだろう?
かく言う俺はもう妹汁厨になりそう。やばい。
んな訳でプレイに戻りまつ。
●シナリオ
完全一本道です。きちんと完結してます。
前半は「修羅」の続きでお使いの連続に正直ウンザリしていたのですが、中盤以降楽しめました。
中盤で話が急展開します。っていうか打ち切り間際の少年ジャンプのような展開になってきて
(ネタバレはメール欄を)
「まさかこれで終わりなのか?」と不安にさせられました。杞憂に終わりましたが。
終盤はキャラが集結、一致団結して悪に挑むというお約束の展開で盛り上がります。
正直RPGのシナリオとしては中々だったと思います。…RPGだったらですがね。
●Hシーン
シナリオ上のHシーンは2人のみ。前作で出来なかった紅葉と遥です。
あと最終決戦前に(恐らく)戦闘に最も多く出したキャラとのHが出来ます。
って何度もやり直さないといけないんですかね?全員分回収するためには。
対象キャラはパーティに入る遥・彩乃・茜・紅葉・美咲・月影・鈴鹿・伊織の8人
…どうして浦野のHシーンが無いんですか?
正直シナリオ上で全キャラもう一回ずつ位Hシーンが欲しかったですね。
月影、伊織、鈴鹿は前作Hシーンがありませんでしたし…
●総評
「何故RPGじゃないんだ」
中盤の急展開には戸惑いましたが最終的にシナリオをうまく纏める事が出来ていたので、
RPGでないのが不満でなりません。サイコロでは誰も満足しない筈です。
仮に紅蓮が「天衝」の内容を完全に包含して、もう少しバランス調整をしていれば
大作RPGの名に恥じないゲームに仕上がっていたのではないかと正直残念です。