エロゲー雑誌を語るﾓﾅｰ　〜第９号〜

延期してごめんなさい。
でも、予定通りに行かないのがゲーム制作なんですよ。
よく「マスターアップしてから発売日決めろ」とか言うユーザー様がおりますが、
それが出来るのは、極一部の大手メーカーだけです。
実際、中小零細メーカーは、資金的にもギリギリの場合が多く、マスターアップ
してから発売日決めてプロモーション掛けて、充分に告知出来た時点で発売する
なんて夢の又夢です。
だから、有る程度先が見えた段階で発売予定日を告知しますが、予期せぬバグや
スタッフの中で仕事が遅れる人がいたりすると延期してしまう事も多々あります。
個人の仕事の遅れに関しては「缶詰にする」「クビにして新しいスタッフを雇う」
「サポート要員を付ける」等の対策がありますが、それでもゲーム制作は、クリエ
イティブな仕事ですので、仕事の能率が上がらない事はよくあります。
そこで、妥協して完成度の低いままで発売日発売するか妥協せずに発売日を延期
するかの最終判断をする事になりますが、妥協した作品は、多数のバグが残って
いたり、内容的にも完成度が低い場合が多く、結果として評価の低い作品になっ
てしまう可能性が高いです。
妥協しないが為に、断腸の思いで延期をする事もありますが、メーカー側も決して
延期したくてしてる訳では無いという事を判って欲しいです。

お目汚し申し訳ありませんでした。