マッチ一本分の幻SNOW スタジオメビウスPart15
569 :
526:
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その6)
「…うっ…むっ…」
俺としぐれの唇が重なり合う。
くちゃ…くちゃ…
お互いの舌が絡み合う。唇が触れ合う間から溢れ出す唾液が、淫らな
雫となって二人の間に落ちてゆく。
抱き合いながらお互いの唇を求め合う最中、俺の掌がしぐれの肩口に
触れた。長時間夜風に晒されていたしぐれの両肩は、氷のように冷た
かった。
「暖めてあげるよ」
俺はしぐれの背後に回り、しぐれの乳房を揉もうとする。
「あっ…オッパイが…チクチクします…」
しぐれの一言で、俺はしぐれがブラジャーを着けていなかった事を思い
出した。
「なぜノーブラなんだい、外はこんなに寒いのに」
俺の疑問に対して、しぐれが恥ずかしそうに口を開いた。
「だって…動物さんは…下着を脱がせられないから…」
その言葉に、俺はしぐれをよりいとおしく感じた。
俺はセーターの袖口から腕を入れ、しぐれの乳房をまさぐる。
「はあっ…彼方さん…袖口が…伸びてしまいます…」
喘ぎながら、しぐれが呟いた。
袖口から腕を入れて乳房を揉み回す様子が、まるで痴漢をしているよう
に思えて、俺はより一層興奮する。
「あっ…うっ…はぁん…」
しぐれの喘ぎ声が徐々に大きくなる。
俺はしぐれのミニスカートの中にもう一方の腕を突っ込む。
秘所に指を撫でつけ、その濡れ具合を確認したかったからだ。
ミニスカートの中に進入した俺の片手は、直にしぐれの秘所を突き止め
た。
「ああんっ!」
しぐれの身体が敏感に反応する。
どうやらしぐれはショーツも着けてこなかったらしい。その事が俺を益々
興奮の渦に引きずり込んでいく。
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526:02/02/12 21:21 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その7)
俺はしぐれの秘所にあてがった中指の関節を折り曲げ、そのまま割れ
目の中に滑り込ませる。
「うぐうっっ…!」
直立しているしぐれの身体がビクンと弾ける。今にもバランスを失って
崩れ落ちてしまいそうな勢いだ。俺は愛撫を止め、しぐれに肩を貸しな
がら、雪道脇にある木の下へ移動する。
しぐれの背中を木の幹に立て掛けるようにして、俺は腰をかがめてか
らしぐれの右足を掴み上げて、膝を俺の肩にかかるようにする。
「あっ…そ…そんな…」
への時になって折れ曲がる右足の腿によってまくり上げられたミニス
カートの中から、しぐれの割れ目が顔を覗かせた。
その割れ目からは、淫らな愛液が止めどもなく溢れ出ていて、流れは
左脚の腿を伝ってニーソックスにまで達している。
先ほどの動物たちとの激しい交わりにもまだ不足だと言わんばかりに、
しぐれの割れ目はぷるぷると震えている。俺はバランスを取りながら
しぐれの股間に顔を埋め、溢れ続ける愛液を舌ですくい取る。
「はあっ!あ…ああんっ!」
しぐれの喘ぎ声が徐々に小さな叫びに変わってゆく。
「か…彼方…さん…、わ…私…そろそろ…我慢が…でき…なく…」
股間に埋めていた顔を離して見上げると、しぐれがぽろぽろと涙をこぼ
しながら声を上げた。
我慢が出来ないのは俺も同じだった。
俺はジーンズのベルトをゆるめ、中のトランクスごと膝下までずり降ろ
す。
そびえ立つ肉棒をしぐれの割れ目の先端に挿入する。
そして、両手をしぐれの脇の下にあてがい、少しばかり持ち上げる。しぐ
れの左脚はかろうじて浮き上がり、所在なく宙をさまよっている。
「…あ…私…初めて…ですから…」
異様な雰囲気にしぐれが当惑する。
「一気にいけば痛みを感じる時間も少ない。我慢してくれ」
次の瞬間、俺はしぐれの両脇を支えていた手を離した。
落下するしぐれの自重によって、硬直した俺の肉棒がしぐれの処女膜を
貫く。
「ーーーーーーーーーー!!!!!!!」
苦悶にかっと眼を見開いたしぐれの口から、声にならない絶叫が辺りに
響き渡った。
571 :
526:02/02/12 21:22 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その8)
俺は暫くの間、しぐれの硬直が解けるのを待った。
「もう…だい…じょうぶ…です…から…動いても…」
激痛に顔を歪め、歯を食いしばりながら泣き続けていたしぐれの口が
ようやく開いた。
「動く…ぞ…」
しぐれが頷くのを確認してから、俺はゆっくりと肉棒を動かし始める。
じゅぽっ…じゅぽっ…じゅぽっ…
「あああっ!うっ!はぅんっ!」
最初は痛みが残っているのか、突き上げるたびに悲鳴を上げていたしぐれも、愛液が処女膜の傷を覆っていくに従って、その口から快楽の叫び声が漏れてくる。
俺は左手をしぐれのセーターの裾に差し込み、豊かな乳房をわし掴みにする。
「うわっ!ああんっ!い、いいっ!」
しぐれが叫ぶ。
ピストン運動を続けながら、俺はしぐれの腰を支えていた右手を離す。
そして、深々と肉棒が刺さっているしぐれの割れ目からトクトクと溢れ出す薄桃色に染まった愛液を掬い取り、それをしぐれのアヌスに塗りつける。
「えっ…そ…そこ…は…汚な…」
しぐれの声が聞こえないフリをして、俺は右手中指をしぐれのアヌスに突き入れる。
「うああああん!」
しぐれがひときわ甲高い叫びを発する。
俺の指がしぐれの直腸内をかき回す。
薄壁を隔てた向こう側では、興奮に怒張した肉棒が激しく動いているのが、確かな感触として伝わってくる。
「あああっ!お、お腹が、こ、こすれるっ!こすれて…!」
新たなる快楽に打ち震えるしぐれが、実況の叫び声を上げる。
その淫らな叫びが、俺としぐれを絶頂に導こうとしていた。
「かな…か…かなたさ…わたし…ヘ…ヘンになって…も…い…い…」
しぐれの叫び声がだんだん途切れ途切れになってゆく。
「お…俺も…一緒に…い…行こう…」
肉棒の根本まで噴出せんとする精液の勢いを我慢しつつ、俺はしぐれに絶頂の兆しを告げた。
「い…いくっ!いくぅっ!いっちゃ!いっちゃう!ひぐっ!彼方さ…うわっ!ぅあああああああああああーーーーーーーーーーーー」
「うううっ!」
しぐれの絶頂の悲鳴がフェードアウトしていく最中、溜まりに溜まっていた俺の精液が、しぐれの膣内に噴出した。
どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ!
力の抜けたしぐれの身体が、俺にのしかかってくる。
俺はしぐれの割れ目から肉棒を抜いてから、しぐれを木の下に座らせる。
大きく開かれたしぐれの股間から、桃色に染まった俺の精液がトク…トク…と溢れ出していた。
572 :
526:02/02/12 21:26 ID:Obf6OgvF
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その9)
魂が抜けたかのように動かなかったしぐれの両目が開いた。
俺は再びしぐれと長い口づけを交わす。
暫くして。
「もう…夢の時間は、尽き果てるようです」
しぐれの言葉で、おれは現実に引き戻される。
「私達の神、飛鳥さまがお隠れになってしまわれた…もうこれでお別れ
ですね、出雲さん…、いや、名無しさん…」
しぐれが発した言葉は、俺の真の名前だった。
「私達は一年間、同じ夢を見続けてきました…その夢が叶わないと判っ
た今、せめてあなたとだけは結ばれたかった…」
俺は何を言っていいのか判らなかった。
「すこしお離れになって下さい…私の友達と一緒に…幻に…還りたい
から…」
俺は言い返す言葉もなく、しぐれの傍を離れた。
どこからか、先ほどしぐれと愛撫を交わしていた鹿、ウサギ、リス、
キツネ、鳥たちが現れた。
座っているしぐれの廻りを動物たちが輪になって取り囲む。それは何だ
かしぐれを励ましているようだった。
しぐれの顔は微笑みに満ちていた。だが、その両頬は涙に濡れていた。
「しぐれ…お前…笑い泣きしてるぞ…」
言葉に詰まった俺は、ワザと軽口を言ってみた。
それを聞いたしぐれは、頭にかぶっている帽子を指さして、
「オマエモナー」
とおどけてみせた。
俺の目頭からも、涙の雫が溢れ出していた。
そのまましばらくの間、俺としぐれは泣きながら笑い合った。
ふと気づくと、雪が降り始めていた。
「私を…想ってくれていて…ありがとう…名無しさん…」
降り積もる雪を身体に受けながら、しぐれと動物たちはゆっくりと、ゆっく
りと消えていった。
しぐれ達の姿が見えなくなったと同時に、周囲の景色が白色に染まって
いく。
573 :
526:02/02/12 21:27 ID:Obf6OgvF
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その10)
雪はまだ降り続けている。
辺り一面、真っ白な空間の中を。
ぼんやりと宙を見つめる名無しさんの先に、一本の木がそびえ立ってい
た。
名無しさんは考え無しに、その木の元に近づいてゆく。
その木には、ちょうど人の背丈の上あたりから枝が分かれていて、枝に
は何故か吊り輪状に結ばれたロープがぶら下がっていた。
なんだろう…この感覚は…
自分もしぐれたんを追いかけて行きたい…
名無しさんは背伸びをして輪の中に首を突っ込み、そのまま宙に向かっ
て小さくジャンプした。
その刹那、ロープの輪が名無しさんの首を絞めつけた。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
雪はしんしんと降り続ける。
降り積もる雪は名無しさんの身体を包み込み、周りの世界を完全な白
色に包み込んでゆく。
そして、雪は今も降り続いている…
(おわり。続編を書きたくなった奇特な方は、ご自由にどうぞ)