マッチ一本分の幻SNOW スタジオメビウスPart15
562 :
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エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その1)
俺は雪道を歩いていた。
満月の明かりを受けた雪道はほのかに青白く輝き、灯りを持たなくても
十分に辺りを見渡すことが出来る。
その雪道の中に踏まれた一人の足跡。
俺は心の中で、しぐれが夕方囁いたあの言葉を思い出す。
「今晩…、いつもの森の中で…待ってます」
俺の前で自己主張をする事など全く無かったしぐれの一言は、あまり
にもか細く儚げで、しかしながら語尾に決然とした響きがあった。
しばらく歩を進めると、足跡が雪道から外れていた。
俺はそれを追い、注意深く残雪の中に足を踏み入れる。
どれくらい歩いただろうか。
鬱蒼と繁る木立の少し向こうから、荒い息遣いが聞こえてくる。
いぶかしみながら、俺は木の背後から先を覗いてみた。
「はぁ…はぁ…あ、あっ!」
鹿、ウサギ、リス、キツネ、鳥たちの輪に囲まれた真ん中に、しぐれが
座っていた。M字型に開け放った脚の真ん中を、ウサギがチロチロと
嘗め続けている。
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526:02/02/12 21:16 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その2)
「あ…鹿さんも……わ…私を…」
そう言ってから、しぐれがセーターの裾を捲り上げる。
しぐれの豊満な胸があらわになった。ブラジャーを着けていない。
右の胸元に鹿が顔を近づけると、セーターの色と同じ桜色の乳首を
鼻でこね回す。
「うっ!冷た…」
ピクッと動きを止めた鹿は、今度は舌を出してゆっくりとしぐれの乳首
を嘗め上げてゆく。左胸にはいつのまにかキツネが顔をうずめてい
て、一心に乳房を嘗め回している。
「ううっ…はあっ…い…いい…よ…ああっ!」
青白かったしぐれの肌が、うっすらと桜色に染まっていく。
しぐれの股間からはじわりと愛液が溢れ出し、そこから微かに湯気が
立ち上る。
ウサギの前歯が突然、しぐれの一番敏感なところをかすった。
「きゃふうっ!!」
叫び声を上げたしぐれの体がびくっと震える。
それを合図に、一羽の鳥がウサギの頭上に舞い降りる。
鳥はしぐれの一番敏感なところにくちばしを突っ込む。
「はあっ!あああっ!も…もっと激し…く…もっともっと…私の…クリ…
ちゃんを…いじめてえっ!」
無防備に曝け出されるしぐれのクリトリスを、鳥は口先でひんむいて
から小刻みにつつき、くちばしではさみ込む。
「あああっ!いい…いいっ!あんっ!はうっっ!」
鳥が刺激を与える都度、しぐれは叫びながら体を大きくのけぞらせる。
564 :
526:02/02/12 21:17 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その3)
しぐれの股間からは絶え間無く愛液が溢れ出ている。
最後まで残っていたリスがしぐれの足元に近づき、華奢な前足を鳥の
くちばしとウサギの鼻先との間に押し当てる。
「あっ…そこは…私の…おしっ…こ…でるとこ…」
悶え声にもかまわず、リスはしぐれの尿道口に刺激を与える。
「ううっ!そ…そん…な…いや…あ…あああっ!」
しぐれの両脚がガクガクと打ち震わせる。
「ああっ!はぁん!私…も…もう…」
動物達の愛撫が一段と激しくなる。
「も…もう…わた…し…で…出ちゃうっ…いっちゃう!」
しぐれの叫び声がさらに大きくなる。
「あああああっ!い、いっちゃう、いっちゃうよぉ!彼方さぁん!あああ
ああああああーーーーっ!」
鬱蒼と繁る森の辺り一面にしぐれの絶叫が響き渡ったその刹那。
ぷしゃあああああっ!
しぐれの股間から透明な液体が弾け飛び、同時にやや黄色がかった
液体が勢いよくアーチを描いて、しぐれの股間にいたウサギ、リス、
鳥の頭上に降り注いだ。
どうやらしぐれは絶頂に達したと共に失禁してしまったようだった。
「はあっ…はあっ…はあっ…はあっ…」
激しい快楽の余韻を引きずるかのように、しばらくの間しぐれは肩で
息をし続けていた。
ふと、俺はしぐれのすぐ近くまで迫っていた。
『彼方さぁん!』というしぐれの絶叫が信じられなかったからだ。
俺の気配を察した動物達が方々へ逃げて行く。
『しぐれ…』と声をかけようとした時、しぐれが俺を見つめて言った。
「い…出雲…さん…」
何を言えばいいのか解らない。暫しの沈黙の跡、
「見て…らしたん…です…ね」
俺はただ頷くしかなかった。
565 :
526:02/02/12 21:18 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その4)
いつもの森の入り口に接する雪道の上で、俺としぐれが相対していた。
森を抜けるまでの間、俺としぐれは一切言葉を交わさなかった。
幾分落ち着きを取り戻したとはいえ、月明かりに照らされたしぐれの頬
は未だ桜色に染まっている。
そんなしぐれを間近に見て、俺は心の底からしぐれを可愛いと思った。
「私…出雲さんに出会ったときから…あなたの事が…好きだったん
です…」
思い出すかのように、しぐれが語り出す。
「でも、出雲さんは桜花ちゃんの世話にかかりきりで、私と遊ぶ余裕さ
えなかった」
しぐれの言葉が続く。
「だから…私は…毎晩…あの森の中で…」
言葉が途切れ途切れになる。
「動物さん達に…慰めて…もらってたん…です」
一瞬言いよどんだ後に、しぐれは言った。
「出雲さんを想いながら…」
しぐれが俺を呼び出した理由はもう解っていた。
ただ、言葉が続かない。
気づいた時には、心とは正反対の言葉を発していた。
「速く家へ帰ろう。このままでは風邪を引いてしまう」
振り返って来た道を歩き始めようとした時、しぐれが叫んだ。
566 :
526:02/02/12 21:19 ID:XQ9tj9Oh
エロゲーブランド最萌トーナメント支援用 北里しぐれSS(その5)
「待ってください!」
その次に出てきた言葉は意外なものだった。
「私はもうあなたに会えなくなってしまいます!」
俺は耳を疑った。
俺としぐれは、現にこの世に存在しているというのに。
「実は、私達の世界を司る神が、お隠れになってしまわれたんです」
俺達の世界を司る神…、それは確かに桜花から聞いたことがある。
桜花はかの神の事を『飛鳥ぴょん』と呼んでいた。
「この世界は、飛鳥さまがお造りになられた夢の世界。ただ、飛鳥
さまがお隠れになられた今、この世界はもはや幻の世界でしかあり
ません。幻の世界はいずれはかなく消え去っていくのが、世の運命
なんです」
俺は絶句していた。
信じたくもなかった。
振り返ってしぐれの顔を見ると、両目から涙が溢れ出していた。
「ですから…私…私…どうしても出雲さんに…私の…想いを…」
俺は覚悟を決め、しぐれの元へ近づいていった。