衛星TV局の免許停止 イラク当局「暴力を助長」 アルジャジーラなど10局
宗派対立の懸念が高まるイラクの情報当局は28日、暴力と宗派主義を助長しているとして、
中東の衛星テレビ、アルジャジーラを含む衛星テレビ10局の放送免許を一時停止すると発表した。
フランス公共ラジオが伝えた。
当局者は「これらのテレビ局はイラクでの取材活動ができなくなる」と説明。
10局にはほかに地元の独立系、アッシャルキーヤも含まれる。
また、北部クルド人自治区の当局者は27日、北部キルクーク周辺に自治区の治安部隊を
配置すると発表。キルクークは自治政府と中央政府が帰属を争う油田地帯で、
新たな衝突を懸念する声もある。
イラクではシーア派主導のマリキ政権に反発するスンニ派の反政府デモが活発化。
23日から武力衝突が相次ぎ、AP通信によると、これまでに180人以上が死亡している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130428/mds13042822200001-n1.htm