「あ、……っ、はぁ……」
最奥まで辿り着いて、孟徳さんの動きが止まる。
もう、痛みは殆どない。それでも、私の呼吸が整うまで、孟徳さんはいつも必ず待ってくれる。孟徳さんの手が、頬に張り付いた髪を払い、後ろへ撫で付けてくれる。
「大丈夫、です」
「分かった」
粘着質な音がして、孟徳さんが引き抜かれる。縋り付くように、そこが収縮するのが分かる。
「あ、あっ、ぁあんっ!」
張り出した部分が、私の感じる場所を刺激する。奥から溢れ出す蜜が、卑猥な水音を立てる。
私の身体は、孟徳さんにすっかりと馴染んでしまった。こんなにも簡単に、孟徳さんを受け入れて、その形に身体が開いていく。
圧倒的な質量が、私を翻弄する。
「……っ、あ、だめ、です。そこ……っ、あぁあ!」
「だめじゃないよね? 凄く、気持ちよさそうだよ」
孟徳さんが、嬉しそうに笑う。繋がっている場所をなぞられて、身体が反り返る。
「だめ、壊れちゃ……ぁああっ!」
「本当に、君は可愛い、な……っ」
身体は、完全に自由にならないのに、孟徳さんを受け入れているそこだけ、別の生き物のように引くつき蠢いている。奥深くへと誘い込む動きを感じたのか、孟徳さんの動きが変わる。
「あ、やっ! ダメぇっ!」
「凄い……な。搾り取られそうだ」
何もかもが分からなくなるほどの悦楽に、私は身体を捩る。すると、かえって孟徳さんを締め付けて、もっと感じてしまう。
狂ってしまいそうな快楽の波に、翻弄される。