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癒されたい名無しさん:
世界の嫌われ者へとひた進む中華人民共和国!!
中華思想恐るべし!!
尖閣諸島沖の漁船衝突事件を巡り日本政府が中国人船長を釈放したことについて、
南シナ海で中国との領有権問題を抱える東南アジア諸国では、複雑な反応が広がった。
地域大国である日中両国の全面対決回避に安堵(あんど)する一方で、
東、南シナ海を「自らの海」とする中国の攻勢がさらに強まるとの懸念が出ている。
日本政府が船長釈放を決めた24日午後。
シンガポールでは各国の外交・国防専門家らによる国際シンポジウムが開かれていた。
田中均・元外務審議官が講演の冒頭、船長釈放のニュースを伝えると、会場を埋めた約400人から大きな拍手が起きた。
この地域の最大関心事は経済成長の維持であり、地域に大きな影響力を持つ日中の対立は、
どの国も望んでいない。インドネシア戦略問題研究所のバンタルト・バンドロ上級研究員は釈放決定について、
「日中関係だけでなく、地域全体への悪影響も避けられた。大局に立った賢明な判断だった」と評価した。
だが、その一方で、決定は、「日本が中国に屈した」との印象も与えている。
タイの外交問題専門家は25日、本紙に対し「中国は今後、南シナ海、東シナ海両方の係争海域で、実効支配へ向けた動きを強めるのではないか」と話した。
各国は、中国の実効支配が強まれば、それに抗するのが難しくなることを実際に経験してきた。
フィリピンでは1990年代、中比などが領有権を争うスプラトリー(南沙)諸島の海域で比海軍が中国漁船を拿捕(だほ)し、
漁民を拘束したり、中国漁船を撃沈したりする事件が続発していた。
ところが、92年に米軍がフィリピンから撤退し、95年に中国軍が同海域のミスチーフ環礁に軍事施設を建設して以降、
周辺海域を中国が実効支配。2001年以降、比軍による中国漁船拿捕はなくなったという。
かつて中国軍と武力衝突したベトナムは、中国と激しく対立している。
国力の差が開く一方になった最近は、中国側によるベトナム漁船拿捕や漁民拘束が相次いでいるという。
中国は、軍事力だけでなく、政治力も強い。
ニューヨークで開かれた今回の米ASEAN首脳会議では、南シナ海への米国の関与を強める形での解決を模索するとみられていた。
だが、首脳会議の声明では、最終的に、原案段階からあった「南シナ海」の表現が消えた。
中国側が猛烈に巻き返し、伝統的な友好国のラオスやカンボジア、ミャンマーなどへの外交攻勢を強め、声明内容の骨抜きを図ったとの見方も出ている。
(シンガポール 岡崎哲、マニラ 稲垣収一)
(2010年9月25日22時35分 読売新聞)
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