【ニュース】マッサージ業界【速報】

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168癒されたい名無しさん
視覚障害者の“仕事”に打撃 無資格マッサージ横行 資格規定あいまいで摘発難
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080511/crm0805110036000-n1.htm
 「ボディケア」「リフレクソロジー」などをうたった無資格マッサージ店が横行し、マッサージ師として生計を立ててきた視覚障害者の暮らしを圧迫している。
視覚障害者団体などは「無資格業者の取り締まりを厳しくしてほしい」と厚労省などに要望しているが、
法律上の「マッサージ行為」の規定があいまいなこともあり、無資格店の増加を食い止められないのが実情だ。

 「ここまで仕事がないとは」。2年前に埼玉県朝霞市で治療院を開業した柏木日出男さん(57)は、一向に鳴らない電話を前にうなった。
高校時代に右目の網膜が剥離(はくり)し、左目の視力も次第に低下。
長年勤めた電器メーカーを退職し、意を決して盲学校に入学したのは6年前。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資格を取ったが、就職した治療院の給料は、時給換算で750円程度。
近隣の福祉施設への出向などニーズを見込んで自宅開業に踏み切ったが、訪れる客はほとんどなかった。
「無資格店がどんどん増えている。とても食べていけない」と柏木さん。
今は資格にこだわらず、教育施設などへの就職活動をしている。

 東武東上線沿いで治療院を開く間持寿さん(42)も、
「周囲を見渡しただけで数十店の無資格店がある。きちんと取り締まってほしい」と話す一方、
「無資格がこれだけ大多数を占めると、取り締まりは難しいだろう」と半ばあきらめ顔だ。

 あん摩マッサージ指圧師の資格は通常、盲学校や専門学校などで学んだ後、国家試験に合格すれば取得できる。
無資格者のマッサージ行為は法律で禁じられているが、「マッサージ行為」の規定はあいまいで、
厚労省医事課の担当者も「健康を害する恐れが強い施術を行った場合などでないと、ただちに摘発するのは難しい」と話す。