http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/media/media.html CD-R で作成したCD-DA(音楽CD)は音質が悪い、という話がしばしば聞かれます。
私も比較的早くから、昔のオープンリールテープやAnalog DISCを保存するための録音機として、CD-R と PC用ディジタルオーディオ I/F Card を購入して CD-DA を焼きはじめたのですが、やはりCD-Rでは、かなり音質が落ちることが気になり、調べ始めました。
結局、ディジタルデータは正確に焼かれているが、本物のCDと比べて信号の書込まれ方そのものの差によって、再生時のPLLクロックのジッタ(時間軸のゆれ)が増大することが原因である、という結論に至りました。
(まず例外なく、音質の悪いものほどジッタが多かったのです。 すなわち、はじめに音質の良い物、悪い物と分別しておいたものを、後から測定回路を作ってジッタを測定して見たら、みごと?相関があったのでこの調査をはじめました)
本来はPLLクロックにジッタがあっても、最終的な信号は水晶精度のクロックのタイミングに同期して出力されるのでジッタは取り除かれるはずなのですが、実際にはサーボ回路、電源、基板パターンなどの影響で最終的な出力も乱されているのが原因であると考えられるようです。
このジッタには当然メディアによる差がありますが、出来るだけ本物のCDに近い再正特性を持っているメディアを選べば多分音質も良い、と考えるのが自然というものでしょう。
つまり書き込み倍速よりも ジッターの少ないドライブやメディア、再生時にジッターの少ないD/Aコンバータを使うのが良いって事だ