おわり
>>761からの続き
辞書「はじめてのデートってこんなんでいいんですか 自転車の後ろに乗せて牛丼を食べに行く」
幹男「なにが悪い」
辞書「いやあ、その、なんていうか」
幹男「はっきりいいたまえ」
辞書「なんか貧乏くさいです」
幹男「それは辞書の考え方だ」
辞書「意味不明です」
幹男「そんなもんしるか、お前はお前の道へ行け
そのチアさんとオメコしたいんだろう」
辞書「そうですが、デートとか、食事とかしたいです、それ以前に」
幹男「チアさんとオメコをする目的で近づいたんじゃないかね」
辞書「たしかにそれもありました でも今はそんな事考えていません
辞書「幹男先輩、このまえの1000円やるってどんな意味ですか」
幹男「俺はお前をためしたんだよ」
辞書「といいますと」
幹男「金があったらなんでもできる世の中、辞書には1000円でそのチアって人?
その人を誘って欲しいし」
辞書「1000円じゃ誘えません」
幹男「なぜ」
辞書「少なすぎます、牛丼に幹男さんのきたないベンツ号、こまります」
幹男「1000円でいいと言ってる」
辞書「いやだ、もっと貸せ」
幹男「いやね、辞書さんのことを考えて言ってるわけよ
金ではない、1000円で遊べる場所を探せ」
辞書「どんなことするんですか」
幹男「まずわ、自転車二人乗りで」
辞書「中学生みたいじゃないですか、こんなのいやだ」
幹男「それがいいんだよ」
〜来週に続く〜
辞書はどうしていいかわからないのであった
デートで牛丼?
なんかちがうような気がする
幹男先輩にクルマを貸してっていっても、きたねー自転車だし
この先輩はなんか違うような気がする
頭がおかしいっていうか
なんか変だ
だって、クルマかしてって言ったら、わけのわからん自転車だし
幹男にたいして不信感をつのらす辞書であった
幹男さんって東大卒だったよな
こんどその時の生活について聞いてみよう
いや、ちょっとまて、俺には大学そのものがわからない
慶応のチアさんに聞くのも変だし、そもそもこれが目的で幹男先輩にきいた
どうもおかしい
〜来週に続く〜
ある日辞書が幹男に相談に来た
幹男「やれやれ、どうせ金か女のことだろう」
親切な幹男は相談にのる
辞書「幹男さん」
幹男「ちょっとまった、ややこしい話は後でだ なにを俺に聞きたいのかそれを言え」
辞書「この前はあり月ございます、チアの人と付き合ってます」
幹男「ほう、辞書もやるな みなおした」
辞書「付き合ってるんですが、ちょっと悩みがありまして」
幹男「慶応のチアと付き合って悩みとはぜいたくだ 俺なんか高校中退無職」
辞書「幹男さんの学歴なんて関係ないっす」
幹男「ははは、たしかにそうだ 60過ぎたら関係ないよ」
辞書「そんな意味ではありません、自分はそのチアの人が好きかどうかわからなくなったのです」
幹男「ん、意味不明」
辞書「自分でもわけがわかりません」
幹男「辞書君はその人とふだんなにやってるんだね、夜に寝て朝に起きる毎日だと聞いたが」
辞書「普通にごはんを一緒に食べに行ったり」
幹男「で、なにがいいたいの?」
辞書「はっきりいって、あのチアさんは美人すぎて」
幹男「ふん、ぜいたくな悩みだな」
辞書「いや、本当になんていうかその・・・」
〜来週に続く〜
このストーリーはどっかに使えるかもしれんな