■目の疲れにくい作業環境を構築する
(1)姿勢を正しく
画面を見下ろす感じでしっかりと椅子に座りましょう。
(2)適切な照度・輝度
部屋の照明・照度は適切に(明るすぎず・暗すぎず)設定しましょう。
夜間は最低でも1畳につき蛍光灯10W・白熱電球40Wの照度が必要です(例:6畳なら蛍40W)。
この状態でモニタを眺めて、画面が周りと適切な輝度差になるように調整しましょう。
年齢を重ねる毎に必要な照度は上がります、40歳では20歳の時の2倍の照度が必要です。
(3)色温度設定
色温度を正しく合わせないと、目の疲労の原因になります。
1.部屋の照明とモニタの色温度を合わせる
例:昼光色蛍光灯(6700K)とモニタ6500K、昼白色蛍光灯(5000K)とモニタ5000K等
2.色温度は低い方が目への刺激が少なく、疲れにくい
しかし電球色(3000K程度)ではモニタが対応しきれないため、昼白色蛍光灯(5000K)とモニタ5000Kがベスト
昼光色蛍光灯(6700K)を使用しているのにモニタだけ5000Kにしても余計疲れるだけなので注意、1.を守ることが前提
(4)適度な休憩
環境ではありませんが基本です、連続してモニタを見続けることは避けましょう。
1時間使用したら10分は遠くと近くを交互に眺めたりして、目を休ませましょう。
(目を閉じる事はあまり意味がない、遠くと近くを交互に眺めて目の筋肉をリラックスさせましょう)
(5)そのほか、疲れの原因として下記の項目もあります。
−解像度の不一致(字がぼやける)
−輝度が高すぎ(明るすぎて目が疲れる)
−視野角が狭い(楽な姿勢がとれない)
−グレアによる写り込みで画面が見えにくい
これらは自分でコントロールできるものです。これに対して、ギラツキは輝度を下げることによって多少
緩和することができますが、根本的な解決はできません。
■液晶選択の心得(目の疲れ編)
(1)目の疲れ、現れる症状はひとそれぞれ。人の意見を過信しないで自分にあったものを選ぶ。
(2)目の疲れが気になる人は、見かけ上の高カタログスペックを選ばないこと。パソコンのモニターに高輝度、高コントラストは必要ない。
応答速度を求めるなら、動画用モニターと作業用モニターを分ける。
特に高輝度モニタは輝度を下げることが出来ないことが多い、通常使用では100cd/m2でも明るいくらい。
sRGBでは80cd/m2が標準輝度として規定されています。
(3)このスレッドでよく話題になる、目の疲れの最大の原因はパネルのギラツキやざらざら感です。
低質パネルはギラギラ、ざらざらを感じるため、文字やグラフィックス等の仕事をすると目が非常に疲れることになります。
DVDの視聴では問題になることはありません。
(4)パネルが目に合わないことによる疲れは、根本的にはモニターを変えることによってしか解決しません。
ただし、次の方法によって緩和することはできます。
−高級フィルターの装着
−UVカットグラスの装着
−輝度を落として暗めにする
−モニター閲覧時間を少なくする(2ちゃんを見ない)