■19インチ液晶モニター■20台目

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924不明なデバイスさん
FP91GPのオーバードライブの効きを撮影してみた。
以下解説、オーバードライブの仕組みを理解してる人は、次のレスへどうぞ。


まずこのグラフでオーバードライブの仕組みを確認。
ttp://ascii24.com/news/i/hard/article/2004/11/01/images/images756291.jpg
オーバードライブってのは、○○→中間色の書き換えをする際に、
一瞬だけ指定された値よりも変化量を大きくして、素早く応答を完了させる技術。
(例:指令0→128の場合、電圧変化は0→一瞬255→128)

液晶ってのは知っての通り粘性があって、更に書き換えをするときは電圧変化が大きいほど反応も早くなる。
だから黒→白→黒では応答速度が最大になって、中間調のように電圧変化が少ないときは遅くなる。

ではオーバードライブのデメリットだが、このグラフのようにオーバーシュートが発生すること。
(オーバーシュート:
動画などでオーバーシュートがあると、動きがなめらかに見えなくなる。
また、VHSや過度にシャープネスをかけた画像のように、白い疑似輪郭が出来てしまう。

逆に言えば、オーバードライブ回路の出来はオーバーシュートを見ればわかる。
もちろんオーバーシュートがないからと言って、応答速度が遅くなっては本末転倒。
応答速度が速く、オーバーシュートも少ないのが良いオーバードライブと言える。
925不明なデバイスさん:2005/08/21(日) 15:45:57 ID:KP+Pb3EP
それでは実際のFP91GPの写真。
http://www.interq.or.jp/power/itachi/up2/src/Jfile1160.jpg

これは白と灰色から出来た「旗」が、左から右へ高速に動く映像を撮影したもの。
白側を見ると、液晶がだんだん黒から白に変化している課程がわかる。

しかし灰色側を見ると、黒→薄灰→灰と変化してる。
白側でわかるように、オーバードライブが付いていなければ黒→濃灰→灰と変化するはずだが、
オーバードライブが一瞬電圧を指定された値より大きくしているので、薄灰になっているのがわかる。
(最初に出したオーバードライブのグラフを参照)

と言うわけで、FP91GPは確かにオーバードライブが動作していることがわかる。


ではFP91GPのオーバードライブ出来はどうかというと、値段相応である(´・ω・`)
このようにかなり多いオーバーシュートが発生している。
動画が命の液晶TVなどは、かなりオーバーシュートが押さえ込まれている。

実際にナナオとこういった比較してみれば、ナナオが本当に優れてるかどうかがわかるね。
雑誌がやってくれれば良いんだが、MPRT-1000でも使ってグラフ化してね。
ttp://www.photal.co.jp/product/mprt_2.html