2 :
◆tomoki2Cfo :
●基本用語
・AP……アクセスポイントの略。
・ホットスポット……無線LANを無料、もしくは安価で使用できる場所のこと。
・MACアドレス……LANカード一枚ごとに割り振られた固有の番号。もちろん無線LANカードにもある。
・ch(チャンネル)……無線LANで使用する周波数帯。同じ11b(2.4GHz)でもchによって微妙に周波数が異なる。APで設定可能。
・ESSID……単にSSIDと言われる場合もある。無線LANでAPとカード両方に設定するID。IDが違うカードを接続できなくする。
・WEP……無線LANにおける暗号化技術。64(40)bitと128(104)bitの2つの方式が主流である。最近は152bit-WEPをサポートする製品も各社より発売されている。
・WPA……WPAは“Wi-Fi Protected Access”の略称で脆弱性が指摘されるWEPに代わる新しいセキュリティ規格。
現在ではセキュリティに関わる脆弱性はなし
TKIP“Temporal Key Integrity Protocol”という暗号化方式を採用しており、一定時間置きに
暗号鍵を更新し、単一の鍵を設定変更しない限り長期に亘って使うWEPと比べてより安全な通信が可能となっている。
○ WPA-PSK:事前共有鍵“Pre Shered Key”を設定しておきAPで認証を行う。小規模・家庭向け。
○ WPA-EAP:RADIUSサーバなどで認証する。大規模・業務用向け。RADIUSとは、“Remote
Authentication Dial-In User Service”の略称。クライアント・サーバ型の認証構造をとった、リビングストン社が
1997年に開発した認証プロトコル。大規模なリモートアクセス環境を構築するための認証手段であり、
省庁や地方自治体職員、大企業の営業・販拡スタッフなど多数のネットワーク利用者の接続名やパスワード、
ログが格納・記録されたデータベースを保持しているサーバー
それぞれ、TKIP、AES(Advanced Encryption Standard:WEPとは異なる暗号アルゴリズム)などの暗号化機能が利用できる。
(セキュリティ強度は TKIP<AES)
●基本用語 (
>>4の続き)
・ESS-IDステルス(ANY接続禁止):アクセスポイントの存在を隠す(ESS-IDの配信停止)
・MACアドレスフィルタ:機器固有のMACアドレスを指定し、接続の可否を制限する
・プライバシーセパレータ:子機(無線LANクライアント)同士の通信を禁止(バッファローの一部機器が搭載)
・IEEE 802.11b……無線LAN規格。2.4GHz帯を使用。最大速度は11Mbps(規格値)。
・IEEE 802.11g……無線LAN規格。2.4GHz帯を使用。最大速度は54Mbps(規格値)。IEEE 802.11bの上位互換。
・IEEE 802.11a……無線LAN規格。5GHz帯を使用。最大速度は54Mbps(規格値)。
・NetStumbler……周辺にあるAPを一覧表示するソフトウェア。ESSID・WEPの有無なども分かる。
・Wi-Fi……無線LANにおける共通規格。Wi-Fi準拠してる機器ならメーカーが違っても互換性が保証される。
2003年8月31日以降のWi-Fi申請製品はWPAへの対応が原則として必須。
Wi-Fi認定取得済みかどうかは次のWebページで調べられる。
http://www.wi-fi.org/OpenSection/certified_products.asp?TID=2
●無線LANに関連のある会社・団体と技術
・Lucent(ルーセント)……無線チップメーカー。評判はよい。バッファローのカード等に入っている。
2000年7月にマイクロエレクトロニクス事業をスピンオフしてAgere設立。
2002年6月にProximがAgereの無線機器事業を買収。
・Agere……2002年6月にProximへ無線LAN機器事業を売却。売却後はチップ等を提供するメーカーに。
・Proxim……AgereのORiNOCOを含む無線LAN機器事業を買収した無線専業メーカー。
・Globespan Virata……ACCAなどのADSLモデムのチップなども作っている半導体メーカー。
・Intersil……旧HARRIS Semiconductor社。多岐に亘る機器向けの半導体製品を生産しているメーカー。
かつては一部のメーカーの製品に同社製のチップが搭載されていた。評価はともかく価格も低めに抑えられていたが、
2003年7月にGlobespan Virataに無線ネットワーク製品部門を売却。
2004年2月末には、同社はConexant社との合併手続きを完了。Conexant社の社名をそのまま引継ぎ現在に至る。
・Atheros……無線チップなどを手がけるメーカー。
・Broadcom……無線チップなどを手がけるメーカー。最近のバッファロー製品にも搭載されている。
・Texas Instruments(TI)……AlantroやRadiaを買収し進出してきた大手半導体メーカー。
・3Com……LAN機器などを扱う大手メーカー。有線LANのいわゆるブランドメーカー的存在。
・Realtek……LAN機器などを扱う大手メーカー。ローエンド製品に採用例が多い。
・Conexant……ネットワーク機器のチップを生産する総合メーカー。
・Wi-Fiアライアンス……無線LAN機器ベンダーの業界団体。
・ORiNOCO……Proxim(←Agere←Lucent)の無線LANデバイスの商品名。旧名WaveLAN。
・Prism……Globespan Virata(旧Intersil)の無線LANチップ。安価だが感度がいまいち。
・XJACK……3Comの販売するカードで、カード内部に収納・引き出しできるアンテナの名称。
・Centrino……IntelのCPU+チップセット+無線LANチップで構成されるブランド。
●各社独自の高速化テクノロジー
・フレームバースト……パケットをバースト転送することでスループットを高めること。
・PRISM Nitro……Intersil独自のバースト転送による無線LAN高速化技術。
・Xpress……Broadcom独自のバースト転送による無線LAN高速化技術。
・SuperAG……Atheros独自のバースト転送にハードウェアによるデータ圧縮を併用した無線LAN高速化技術。
●このスレッドで使われる(かもしれない)スラング
・汗……Atherosという無線チップメーカーの愛称。
・汁……Intersilという無線チップメーカーの愛称。
・蟹……Realtekというチップメーカーの愛称。チップに蟹の絵柄があるのが由来。
・バッキャロー……バッファロー。メーカー。旧駄メルコ(駄目+メルコ)
・個例駕……コレガ。メーカー。