外付けハードディスクケースなお話4

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18OXFW911のお話をさせて戴きます
Oxford製OXFW911チップのATA-6(48bitLBA)対応について纏めました。(その1)
※「BigDrive」と云う表現はMaxtor用語なので、ATA-6を使用します。

ATA-6(48bitLBA)対応までの経緯:
ソースは、http://www.wiebetech.com/ATA6firewire.htm
この中でのポイントは、
>However, this time the OXFW911 had finally come up against a limitation that couldn't be met in firmware:
>true ATA-6 support required firmware changes and physical design changes to the FireWire bridge board.

つまり、
Maxtorが160GBのHDDを出した時、ATA-6未対応のOXFW911に対しMaxtor独自に
ATA-5でBigDriveを使える様にした。
OxfordはFirmware変更で、Maxtor独自のBigDriveに対応出来るようにした。
この結果、OXFW911はATA-6に対応していると勘違されることとなった。
# 元々、OXFW911自体はATA-6に対応していないし、今でもそう。

その後、WDやIBMからATA-6対応のHDD出てきて、これらが128GB(137GB)以上認識
出来ないことが判明した。
Oxfordは、OXFW911チップの修正は行わず、変換基板の回路変更で対応出来る
ことと、それに対応したFirmwareの提供を行った。
よって、これ以降、ATA-6未対応とATA-6対応の変換基板が存在することとなる。
19OXFW911のお話をさせて戴きます:03/10/31 10:46 ID:zMWqwwdS
Oxford製OXFW911チップのATA-6(48bitLBA)対応について纏めました。(その2)
※「BigDrive」と云う表現はMaxtor用語なので、ATA-6を使用します。

ATA-6対応Firmwareダウンロード先:
http://www.triumphtech.com/Driver/Oxford160GB.zip

補足ですが、
2002/2/11付けのFirmware
⇒Maxtor160GB独自のBigDriveに対応。
2003/1/27付けのFirmware
⇒Maxtor160GB独自のBigDriveおよびATA-6に対応。
 (Firmwareに基板変更有無の判定機能あり)

ATA-6対応変換基板の見分け方:
OXFW911チップおよびPHYチップ以外に、NOR Gate ICが付いてる変換基板が
ATA-6対応の物です。ICはOXFW911チップとIDEコネクタの間に繋がってます。
NOR Gate ICの種類には、
・LVC02A
・74F02D
・74HC02D
・F02(TI製)
が確認されてます。
なお、MaxtorのHDDの場合、ATA-6未対応の変換基板でもBigDriveが使える
場合があります。(Firmwareは2002/2/11付け以降)

注意点:
ATA-6未対応のOXFW911変換基板でも、128GB(137GB)以上のフォーマット済み
のHDDを繋げると、全容量認識しているように見えます。
しかし、実際には128GB(137GB)以上の領域にはアクセス出来ません。
未フォーマットのHDDを接続した時に、128GB(137GB)以上認識出来ているか
どうかが、ATA-6対応有無の判断ポイントです。