オプティカルマウス Part8

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366不明なデバイスさん
ところでロジMX310WHが安かったのでお試しに買ってきたのですが
(800dpiとか4.7Mpixel/sとかに釣られてふらふら・・ってのもある・・)
手持ちのケンジントンStudioMouseとの比較で色々出てきますた。
で、とりあえずインプレ。

OSはOSX10.2.8、両者とも最新のドライバが入ってます。
マウスパッドはAirpad Pro III。

まずはカーソルスピードをセットするのですが、いきなりここで躓きました。
MouseWorksの方はマウスカーソルの速度(加速度パラメータ)が4つあって、使用環境に合わせて追い込む事ができるのですが
ロジのドライバの場合、なんとシステム標準のマウススピードしかセットできません。
ドライバ独自のカーソルスピード制御はなく、ボタンへのアサイン(クリックとかダブルクリックとか)しかない。

この時点で終わった気がしましたが、とりあえずチェックを進めます。
まずStudioMouseの方はカーソルの先、2-3dotsの円を描ける設定をしています。
これと同じ事をしようとすると・・ロジではできない。カーソルスピードを遅めにしてマウスの移動量で見かけの(相対の)精度を稼がないと同じ事が出来ません。

マウスの高速移動では両者ともカーソル飛びはなし。今時これはあたりまえか。
(続く)
367不明なデバイスさん:04/01/14 20:39 ID:B79rTS04
次はアプリケーションを使ってみます。
FireWorksで非常に小さいグリッドを作り、狙った位置へラインを接続してみます。
つまり目でターゲットを絞り、マウスがそこへ到達するまでの時間などを把握してみるってことです。

StudioMouseでは特に問題ないというか600x800pixelの左上から右下という大きな移動量では見かけの誤差が少し大きくなる。これは微小領域の精度を上げて、瞬発的な移動量は大きくなるように設定しているからです。
つまり感覚上の移動量と実際の移動量が異なってくる。
ロジではこの点においてStudioMouseよりもわずかに追従性が良いようです。

逆にそれ以下の移動量になってくると大幅にStudioMouseの方が勝ります。すいすいと狙った所にカーソルが来る。
特に細かい移動になってくるとロジではとても無理で、4-5pixel以下の移動量になると偶然に頼らないと合いません。これは非常に疲れる要因になります。

さて今度はケンジン使いは必ずやるであろうカーソルの先でくるくると微小な円を書いてみます。
先ずStudioMouseではそれが可能である設定をきちんとしているので問題ありません。
逆にロジでは上でも挙げたように、不可能です。

クリック感やホールド感を含めた筐体の出来は明らかにロジが上です。StudioMouseはクリックする所が平行に近いデザインなのに対してMX310はきちんとカーブしており、疲労軽減に貢献しています。
(続く)
368不明なデバイスさん:04/01/14 20:53 ID:B79rTS04
ホイールに関してはロジのドライバの方が設定が細かくできるようになっており、StudioMouseとは狙いが違うようです。
もっともStudioMouseの場合はホイールというよりもスクロールボタンに相当する特殊なパッドが付いているといった具合なのでホイール機能に関してはロジの方が遥かに使いやすいです。
また位置的にも絶妙な所にホイールが付いているのでスクロール多用する人は助かるでしょう。
StudioMouseでは単にスクロールボタンを押していい所で止める、を繰り返すだけで、速度はuControlなどで決めたスピードになります。

結論

MX310でStudioMouseと同じだけの緻密な軌跡を求めようとするとカーソルスピードを遅くしてマウスの移動量を相当上げてやらないとだめで、すごく辛い。
遠視用の眼鏡をかけるか近視用の眼鏡をかけるか二択といった感です。
StudioMouseは遠近両用眼鏡のようにピクセル近傍の作業も大きめの移動もそつなくきちんとこなせます。
ただホイール機能は致命的に弱い。

結局ロジは触って一時間程でしたがこのまま終了です。
ハードの問題なのか、専用ドライバ側の問題なのか、800dpiに期待した私としてはいささか残念な結果です。
てっきり吸い付くような軌跡を描けると思っていたので正直期待外れに終わってしまいました。

ただWindows環境での確認は取っていないのでそちらでは快調なのかも知れません。

以上。