シルバー殿堂
フランソワ林(8点)
興味をそそる設定と、それを活かしたシステムのまとまりがいい。
とくに”わがまま”で状況が変わり、クエストの難度にも影響するのは
アイデア賞。敵の能力をコピーする味方の存在もユニーク。作業感の強さなど
気になる点はあるが、見た目以上にしっかり遊べるRPG。独自性が光る。
ふじのっち(9点)
ヘンなタイトルだなと思ったが、なるほどプレイしてすぐに納得。
姫のわがままをゲーム性に直結させるという発想が斬新ですばらしい!
全滅したときのペナルティーですらわがままポイントを消費すれば
回避できるという大胆さ。システムもわかりやすく、遊んでいて心地いい。
奥村キスコ(8点)
一定レベルで遊びを提供しつつ、あとはやり込むのもサボるのもプレイヤー
の好きにさせてくれるという心意気がすばらしい。わがままコマンドの意義や
主人公の代わりに魔法を覚えるオウム、敵の能力を装備感覚でとっかえひっかえ
できる旅の相棒など、設定がユニークで楽しい!
ローリング内沢(6点)
RPGとしては比較的オーソドックな部分もあるけど、さまざまな”わがまま”コマンド
を駆使することで、ゲームを有利に進行させていくという、その切り口がおもしろい。
間口は広めで初心者にも○。とはいえ、ゲームの展開は”おつかいゲーム”的で、
作業的になりがちなのは残念。