【2013】クソゲーオブザイヤー part9【携帯】

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168ゴッドイーター2選評
最高位である難易度10では、抜群にコア作成効率のいい妖艶なアラガミ「ヴィーナス」が登場する。
ヴィーナス1匹あたりの複合コア作成効率は、他の大型アラガミの軽く3〜5倍ほどという破格の数値を誇り、
雑魚を除けば、ヴィーナスの討伐数だけがもりもり増える者も少なくない。中には100匹を超えたという猛者まで現れた。
グラフィック、エフェクトの向上以外「アラガミ自体の変更が前作からほぼ皆無」なことも、今までに味わった
「変わり映えのない敵を殴るだけの作業」による苦痛をフラッシュバックさせ、狩りの意欲減退に花を添えている。
通常よりも敵の耐久力の高い高難度ミッションに至っては、歯ごたえのある相手と戦えると捉えるどころか、
入手できる素材の差異は0といっても過言ではなく、行くだけ無駄という結論に至るほど、効率意識は無意識に浸透する。
前作で追い求めたはずのレア素材を手に入れても「意外とコア変換効率がいいな」と判断するのは、その末期症状だ。

さらに、狩り以外の意欲の行きつく先になるであろう「武器開発すらプレイヤーに否定させる」。
前作同様、様々な武器を製作できるのも売りであったが「製作する楽しみ」すらもゲーム内容を鑑みると薄い。
ミッションでは弱点がバラバラな敵を編成ばかりであり、炎など一つの属性に特化している装備の実用性は、
「物理だけの無属性の武器を強化していけば、他の装備はほとんど要らない」と言わしめるほど低く、
極論を言ってしまえば、趣味以外で作る必要がないため、数多の武器が作られずに放置されることもザラだ。
先述したヴィーナスを最速で討伐するための装備の研究が、本スレでの装備の探究の終着点であったことは、
数少ないゲームの楽しみである「装備製作への最適解」を求めた結果に他ならないため、何ら問題はなかった。
しかし、その装備を以てして新たに作る装備の存在意義、製作する楽しみは終着点装備の足元にも及ばない。
行きついた先の虚しさに彼らがどう思ったかは、攻略情報がその後、ほとんど途絶えたことから伺える。