【2012】クソゲーオブザイヤー part7【携帯】
【リアルタイム連動イベント】
ラブプラスはリアルタイムで発生するイベント、記念日などが魅力の一つとなっている。
一年の様々なイベントを彼女と一緒に過ごすという連動性だが、ここにも不具合の罠が潜んでいた。
本作は12月の発売を再延期し(秋→12月)、2月14日に発売されたソフトである。
流通と入手の関係から当日に入手できない場合バレンタインデーが見られない可能性が発売日前から
不安に思われていたが救済イベントが存在するという公式のアナウンスが存在した。
(ただし当初は2月中と言われていたが、実際には2月21日までしか救済イベントが存在しないことが判明)
しかし問題はその対となるホワイトデーイベントで発生した。2月14日にバレンタインイベントを
見られなかった場合はホワイトデーイベントが発生しないのである。
バレンタイン救済組はホワイトデーも強制的に救済の簡易イベントになることが判明した。
しかしこのバレンタインイベントも他のキャラが介入する昼ドラの修羅場じみたものであったり、
ホワイトデーイベントも送ったプレゼントを開封してくれない、彼女が逃げ回る、彼氏(プレイヤー)が
逃げ回ってプレゼントを渡せないなどなどイベントの出来そのものも不快感を訴える声も少なくなかった。
年間のイベントに加え、重要な「誕生日イベント」にも不具合が存在する。
一年に一度しかないユーザーの誕生日を祝うイベントだが、17時から21時までにゲームを立ち上げなければ
このイベントは別のイベントが割り込み、見ることはできない。また見ることができてもロックをして
残すことができないため、社会人プレイヤーにとっては不親切な仕様が盛り込まれている。
不具合は現在ある程度出尽くしたが、リアルタイム連動イベントについてはまだ確認ができておらず
一年を通してイベント関連の不具合が発生すると予想されている。
【スキンシップ】
本作はタッチペンで彼女をなでたりつついたりすることで、彼女の気持ちを高めて
キスをするというスキンシップが重要な要素となっている。
うまく彼女の気持ちを高めるためのスキンシップは、人目ゲージと呼ばれるゲージを
常に監視しながらそのゲージにあわせたスキンシップを行う必要がある。
しかしこの人目ゲージは至る所に存在し、自分の部屋ですら(主人公は一人暮らしという設定)
人目ゲージが存在する。また、彼女が「家に誰もいないから」と言って招待してくれるのだが、
それでもやはり人目ゲージがばっちり存在している。
姿なき視線に監視されながらのスキンシップであるが、その難易度は音ゲー並にシビアである。
人目ゲージの上下によって「つつく」と「なでる」の正否判定が反転するのだが、
その瞬間の判定がシビアなため一瞬でも遅れると「最低っ!」「やめてよ!」といった声優による
「本気の拒否ボイス」を聞かされる破目になる。
スキンシップをしすぎても、この拒否ボイスを聞かされるため、喘ぎ声→拒否→喘ぎ声…
という意味不明な状態を続けなければならない。
スキンシップの正否判定表示は色によって正否がわかるようになっているが、正しく表示されることは
少ないためほとんど参考にならない。
人目ゲージがあるポイントになった瞬間にひたすら画面を高速連打する「北斗神拳」スタイルが
初期は効率的ともてはやされていたが、下腹部に頭部判定が存在することが判明後は
下腹部や胸部分をまさぐるというR-18もびっくりなスキンシップが定番となっている。