【DSiウェア】プチコン BASICマガジンvol.3

このエントリーをはてなブックマークに追加
259[ X | I.I.T. ] COURANT DE CONSOLE ◆SD2/42SuKs
・ スペースインベーダーとMZ-80Kの来襲

1970年台後半から電子工作キットの延長としてワンボードマイコンが出始める。
もはや大学ですら専門の学部を持たない分野に、子供たちが好奇心を光らせて群がっていく。

誰も教えない。

あるのはマニアの好む電子情報誌(無線工学の延長)から、情報の切れ端を次々と習得していく。

「 好きこそものの上手なれ 」 とはよく言ったもので、子供たちが自発的に学習していく様子は従来の教育
とはまったく異なる。

大学教育で言うところの研究活動に匹敵する。
早いうちから自分で考え、論理を組み立てる習慣を付けておくと、学校の成績も比例して上昇する。

長期的な ” ブロック崩し ” のマンネリを打破するように、スペースインベーダーが登場。
これと並行して 『 MZ-80K 』 が登場。

電子工作キットは子供の玩具に過ぎなかったが、MZ-80Kの登場は大人の世界をも変えた。

MZ-80KはコモドールのPET-2001をモチーフにして作られた。
モノクロモニター、カセットデッキ、キーボードが一体化されたPC。

MZ-80Kの登場は、先入観のない子供たちに変革を引き起こした。
その魅力に取り付かれると、もう引き離すコトはできない。

『 マイコン世代 』 の出現である。

日本のPC文化の源流は、だいたいこのあたりが起点になる。

MZ-80Kからソフトウェアを基準とし、それ以前はハードウェア基準と言うコトになる。