>凶器は「撃てば大人の男性でも肩を痛めるほど反動が大きい大型拳銃」で、
>その反動の大きさについては作中でも幾度となく語られている。
>とても小柄な被告人に扱えるものではなく、
>仮に撃つことができたとしても肩を痛めているはずである。
>逆に言えば、被告人が肩を痛めていないことは無実の証拠となるはずなのだが、
>その点には一切触れることができない。
これは、ゲームとしてまずい。
もっともな指摘ではある。
なぜなら矛盾ポイントとして使われることを匂わせているからだ。
しかし、物語の中では破綻しているとまでは言えない。
ゲーム中では、このように触れられている。
茜:それに‥‥こんな大きな
ピストルはね。
撃つ方にも、そうとうな
負担になるの。
王:ふたん‥‥?
茜:うん。たぶん、あんたが
この銃を撃ったら‥‥
カタがはずれちゃうんじゃないかな。
弾丸が飛び出す反動で。
み:うええええ。
‥‥それって、どっちが被害者だか
わかりませんね!
茜:とにかく‥‥ハンニンは、この
ピストルを扱うことができた‥‥
きっと、ピストルを撃つのは、
初めてじゃないんでしょうね。
王:(大口径のピストル‥‥か‥‥)
裁:しかし。
45口径ともなると‥‥
ハンニンは、ピストルの扱いに
慣れていたと考えられますね。
み:そうなんですか?
王:大口径のピストルはね。撃つと、
ものすごい反動があるらしいよ。
裁判長が撃ったら、
カラダ中のホネが砕けるぐらいね。
裁:それ、ちょっと言いすぎです!
裁:ピストルを扱ったことのない
シロートが知らずに撃ったら、
カタがはずれてしまうことも
あり得るでしょうな。
王:‥‥そこです。
被告人のマキ・トバーユさんは、
とても小柄です。
ピストルの反動で、
撃ちそこなってしまう‥‥
じゅうぶん、
あり得るのではないでしょうかッ!
つまり、要点は「ピストルを扱ったことがない素人が扱ったら、肩がはずれることもありうるくらい
反動が強い」ということで、小柄な人物はこの銃を扱えないというわけではない。
>それでいて真犯人は最終的に肩を痛めていることが一因で逮捕された。
>分かっているならなぜそれを最初に調べない。
>その経緯についても「争って拳銃を奪ったから変な体勢で撃った。
>だから腕を痛めた。たぶん。」という王泥喜の失笑ものの推論だけが提示され、
>誰もそれに疑問を出さない。
そもそも、「真犯人は最終的肩を痛めていることが一因で逮捕された。」
なんて内容がゲーム中であっただろうか?
以下の会話があっただけだと思うのだが。
牙:‥‥オカシイとは思っていたんだ。
キミが、あんなカンタンなキメを
しくじる、なんてな。
ぼくはキミのウデを知っている。
あんなミスをするはずがない。
大:そいつは、どうも‥‥
裁:あの。どういうこと、ですかな?
牙:凶器、だよ。レタス氏のピストルさ。
45口径‥‥最も強力なヤツだ。
当然、そいつを”撃った人間”にも、
反動によるダメージがある。
シロートがヘタな撃ち方をすると、
カタがはずれるぐらいの、ね‥‥
王:あ‥‥まさか!
そのピストルを”撃った”から‥‥
演奏に影響してしまった‥‥
大:はッ!
見そこなわないでほしいな。
裁:証人‥‥?
大:これでも、刑事だぜ。
射撃の訓練は受けている。
シロートといっしょに
してもらっちゃァ、困る。
牙:この国の警察官が持っている
ピストルは、38口径‥‥
破壊力が、まるでちがう‥‥それに、
凶器は、被害者・レタス氏のもの。
‥‥つまり。犯人と被害者は
争ったものと考えられる。
裁:つまり、犯人は‥‥ムリな姿勢で
発砲したのかもしれない!
そういうことですかッ!
牙:‥‥考えられること、だね。
肩を痛めたかもしれない可能性について議論しただけで、
ダイアンが実際に肩を痛めたことを確かめた内容は見当たらないと思う。
どこでこの結論を得たのか、知っている人がいたら教えてください。