2008年冬、Wiiにて「メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!」という剛速糞を投げつけたタカラトミーが、
野球の盛り上がる夏に新たなる糞を投げつけた。「メジャーDS ドリームベースボール」である。
アニメのストーリーをなぞって野球やミニゲームをクリアーしていく、という内容だが
「内野ゴロが存在しない」「3:2くらいで縦に長いストライクゾーン」「バントは打球が前に飛んだら成功判定」
「1アウト3塁で外野フライでもタッチアップしない」というあまりにひどすぎる知識に加え
更には打球がフィールド内に飛んだら100%グラブに触れるという謎仕様。
それに加え「スチールできない」「一度バットを振ったら振り抜いた状態で次の投球まで動かせない」
「下画面表示は投手とバッターのみ」「キャラゲーなのにキャラの判別不可能」「ポーズ不可」など
ファミコン時代に戻った懐かしさを感じさせてくれる。
更に取ってつけたようなミニゲームも健在。
吾郎君の才能なのか、それともクソゲーならではの仕様なのか、
走って走って一輪車で土を運ぶとなぜかミートが上がる。
バッティング練習ではなんとカーブが取得できてしまう。
こんなゲームに怒りを覚えたのか、主人公の吾郎君は高校入学時に142km/hだった球速が
わずか2〜3年で163km/hに上がってしまった。
だがこのゲームで唯一の救いと言えるのがボリュームで
なんとクリアするのに1時間半もかからないという救済措置が設けられているのである。
今年も甲子園で熱い戦いが繰り広げられる中
Wiiでは惜しくもヒットどまりだったがDSでは大いに活躍し、
メジャーDS購入者はそのあまりの攻勢に
コールド負けを余儀なくされてしまったようだ。