発達(知的・自閉症AS・学習・ADHD)障害について
>「発達障害」とは何なのか
胎生期の脳の形成時に、人間の脳は最初に持っていた神経細胞のほとんどを
アポトーシス(細胞自死)によって、神経線維だけを取り出して束ねた白質の形成に費やします。
この時期に大量の男性ホルモンに晒されると、このアポトーシスが阻害され、白質が低形成になる代わりに
後々神経細胞のネットワーク、灰白質に使える神経細胞が多く残ることになります。これが脳の男性化です。
発達障碍者には胎生期に大量のアンドロゲンに晒され、脳の男性化の影響を強く受けた痕が薬指と中指の指長比から見て取れます。
また、自閉症患者にはこの白質形成のための局所的なアポトーシスを促進する遺伝子に元々異常がある傾向があるそうです。
白質は前述のとおり神経線維の塊で、脳の各部位の情報をやり取りするバイパスであると同時に、
遺伝子に刻まれた、生物種固有の「感覚情報の選択制」に強くかかわってきます。
代表的なのが上でも出ている、雑音の中から人間の声だけを抽出して処理する「カクテルパーティー効果」です