余談だが、僕は生まれて半年間は音が聞こえない状態であったこと、補聴器がついたのは7ヶ月目。
最初期についた補聴器は旧式の箱型補聴器だったが、初めて音を入れるためのものだった。
このため、現在使用しているデジタル補聴器と比較してずいぶん低い音質であったが、当時としては十分に用は足りた。
幼少時代は今のようにあまり喋らなかったし、音声言語の獲得は普通の人と比較して数年遅れていた…。
あの箱型補聴器から入る音は無意識のうちに頭で聞いていて、じっくりと音声に対するネットワークを作り上げていったといえる。
そういえば、箱型補聴器の最終期(幼稚園の卒園の時と小学2年生の頃)、宇宙船サジタリウス、当時放映されていた洋画の
日本語吹き替え版のビデオなどを見て、簡単な台詞だけを覚えていたとは…。難しい台詞はわからなかった…。
難しい台詞を覚えるに至ったのは、小学高学年の頃からかな。