実は小さい頃、両耳装用を試してみたこともあるが、
左耳が120dB、右耳が90dB(5歳の頃の聴力)と差があるためと、
左耳は全然聞こえない状況であるため、両耳装用が困難という事情があった。
世の中に出てみてわかることは、様々な雑音が補聴器をしている右耳に入ってくる事。
携帯ラジオを右肩につけて、ニュースや天気予報を聞いている最中、近くで車が通りかかると、
車が走る音でラジオの音がかき消されてお手上げ。
仕事中、上司から肝心な話を聞いている時、検品係が分解した玩具の部品を大きな箱に
ガラガラと入れると、その音で、話し声がかき消されてお手上げ。
車の運転中、カーラジオで放送を聞いている時、窓を開けると、ものすごい風音が入るので、
当然、ラジオの音がかき消されて聞き取りにくくなる。これはデジタル補聴器でもお手上げだ。
博物館、科学館など、人がたくさん集まる場所では、様々な雑音が入るので、その展示品の
音声ガイドが聞き取りにくくなり、お手上げだなと思った経験も(小さい頃から経験している)。
なるほど、よーく考えてみると、私も雑音の多い環境では聞き取りにくくなってお手上げという場面は結構ある…。