綾波レイ
「バリアフリーフィールド、全開!
碇君の、目が少しでも見えるようにする!だから!?
くっ…。このままでは負ける…。」
プラグスーツ姿のレイはシンジの小型の点字タイプライターを持っていた。
葛城ミサト
「エヴァ単機では、あのバリアを破ることができない!」
真希波・マリ・イラストリアス
「耳が聞こえなくたって…。目が見えれば、こっちのもの!
弐号機、最後の仕事よ!あと、いっちまーい!!」
綾波レイ
「逃げて!弐号機の人、ありがとう。」
真希波・マリ・イラストリアス
「いっててて…。本当に死ぬところだったにゃ…。
今の衝撃で耳がキーンとなっていて、ひどい耳鳴りだにゃ…。
今の衝撃で補聴器がぶっ壊れたにゃ…。
んあ?何故、こんなところにいるの?
ん?何か言っている…。読唇術で「ぼくはえばにのらないとやくそくしているのに…」と読める…。
-弐号機のカメラをシンジの口元まで望遠して、シンジの唇の動きを読む-
エヴァに乗るかどうかで…。そんな事で悩むやつっているものだな…。
ほら、脱出を手伝ってやるからさ、安全な視覚障害者用の通路に逃げなよ。
何をいやいやしている?そうやっていつまでいじけていたって、なんにも楽しい事はないわ。」
-シンジが白杖を使い、あの安全な非常用通路を歩くのを確認した後に、弐号機が活動限界で停止。-
真希波・マリ・イラストリアス
「ついに、弐号機の電源が逝ってしまったか…。再びなんにも聞こえない世界か…。
眼鏡は割れるし、補聴器は壊れるし…。今日は厄日だにゃ。」