改正臓器移植法成立 評価の声、「家族同意」に戸惑いも
http://www.shinmai.co.jp/news/20090714/KT090713FTI090037000022.htm 「衆院解散で廃案になるかも、という心理的な圧迫から今日の採決になったように見える」。
法改正の議論が十分でないことを懸念してきた県臓器移植コーディネーターの長谷川康久さん(54)
は「すっきりしない」と言った。
脳に障害を負った長女を10年前、4歳で亡くした安曇野市の亀井智泉さん(42)も
「改正法は子どもの命を左右する。命をどう考え、何を願って改正したのか、審議の経過を
子どもに説明できるだろうか」と話した。
これに対し、重い心臓病を患い、5月に米国で心臓移植を受けた飯田市の小学2年生
山下夏君(7)の父親猛さん(34)は「脳死は簡単に答えが出せる問題ではないが、
二つの亡くなる命を一つ生かせるのは大きい」と評価した。