インターネットの掲示板での書き込みが名誉毀損にあたるなどとして、「切込隊長」と
して知られている会社役員の山本一郎氏(34)が、巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」の
管理人、ひろゆき、こと西村博之氏(30)に対して損害賠償等を求めている裁判(山ア
勉裁判長)の第5回口頭弁論が3日、東京地裁で開かれた。原告の山本氏、被告の西村氏
ともに出席し、証言台に立ち、かつて“盟友”とされた2人が直接対決。互いの認識の違
いを示す格好となった。
西村氏は、2ちゃんねるの管理(削除やメンテナンス)について、
「300〜400人が関わっている」と言い、そのうち削除する権限がある人は「100人」程度で、そのう
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ち、フルネームを把握しているのは「10人ぐらい」と述べた。各板の方針については「僕
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が決めている」と話し、削除基準については、「面白いかどうか」であり、「誹謗中傷か
どうかは別問題」と話した。削除ガイドラインに、企業の担当者名とメールアドレスを求
めることについては、「真実性を担保するため」とした。
西村氏が山本氏へ尋問する際、挑発するようなジェスチャーをしたが、裁判長には見え
なかったのか、注意がなかった。西村氏からの尋問が終わりそうになると、山本氏は「え?
もう終わり?」と拍子抜けした様子を見せたが、追加の尋問として、西村氏は、山本氏が
西村氏について「禿げ」などと書いたことについて追求した。
すると、書いたことは認めたが、小倉弁護士は、「その書き込みが名誉毀損かどうかを
原告に聞くことについて、それは意見になる。今回の訴訟では、(山本氏に対して「禿げ」
と書かれている部分は)含めていない」と述べた。傍聴席からは笑いが起きた。
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http://www.ohmynews.co.jp/news/20070903/14711