2001年の2月頃にやった聴覚障害者のドラマ
主に手話を使う聾唖者を演じている。言葉は喋れない設定だった。
「小さい頃から聞こえない状況で育ったヒトはこんなものなのだ」と理解。
ファクシミリから来た「聾唖者でも聞こえる環境を作ります」という文章が怪しかったが、
おそらく、人工内耳へのススメの文章だと今になってわかった。
多額の預金を銀行のATMから引き出して…。何に使うつもりなの?と当初はわからなかった。
聾唖者の場合は、音を感じ取る神経が発達していないため、
人工内耳で聞こえが良くなった場合でも、音声を理解するのはやり難い状況だったのであろう。
なぜなら、脳髄が音を認識するのに発達していないため、音声の処理ができないためである。
私の場合は、元々補聴器で音を感じ取るのに慣れているためと、音声言語をしっかり獲得しているため、
人工内耳に置き換えたとした場合、補聴器で聞こえていた音の記憶の更新のためのリハビリテーションで済む。