埼玉県東松山市は30日、心身にハンデを持つ子どもたちの
入学校や進路について指導するため教育委員会に設置されている
「就学支援(指導)委員会」を廃止し、2008年度から
本人や保護者が希望する学校へ全員入学させる方針を決めた。
31日の市教委の議決を経て6月の定例市議会で正式決定する。
支援委は、各都道府県教委と市町村教委が
文部科学省の局長通知などに従って設置しており、
廃止は全国で初めて。
東松山市は、保護者らの要望を受け、
「障害の程度で入学校を振り分けるのは問題がある」と判断。
支援委を撤廃し、希望を最優先することにした。
7月にも保護者と有識者による「就学相談調整会議」(仮称)を新設。
同会議は子どもや保護者らに専門的な立場から助言する。
市は、介助員の雇用や施設整備のための予算措置も進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070531-00000301-yom-soci