まともな皮膚を獲得するまで、日光、ホコリ、雨水、花粉、汗、そんな些細なもので気が狂いそうな痒みが襲い掛かる。
痒くないときでも、いつ痒みが襲ってくるかと気が気でない。
さらに、外を歩くと、血やかさぶたに覆われた姿を気持ち悪がられてるんじゃないか? そんな疑念がつきまとう。
人に当たったら剥げ落ちた皮膚や血で相手の服を汚してしまう。
椅子に座れば、当然そこを汚してしまう。
そんな状態だから外出が苦痛。
履歴書書く場合、手袋と腕カバーをつけないとたちまち用紙が血まみれになる。
そんな生活が続いた。
あなたがどんな障害を持ってるかは知らないが、コレは軽いといえるかな?
必ずしも、苦境をバネにして努力し、成功できる人ばかりじゃない。
『甘え』という批判は叱咤激励のつもりかもしれない。
でも、焦りを大きくするだけで事態を悪化させる人だっている。
その結果潰れてしまった人だっていると思う。ただ、あまりにも陰惨なのでメディアに出ないだけなんじゃないだろうか?
あと、
>五月蝿
い
というおくり仮名が抜けてまっせ。
>>132さん
んー、俺が強い意志を持ってるかどうかは疑問だけど、頑張ってみます。
アトピーのときは、就職できないし治療費がかさむしで家計圧迫してるから、さっさと死ぬべきじゃないか? 少なくともこれ以上負担をかけずに済む……などと毎日考えていた。
どうにかまともな皮膚を獲得し、就職もできた。決して多くはないが親に仕送りもできるようになった。
それがもたらす精神の張りがアトピーを完治させたようだ。
でも、仕送りもそれはそれで親に負い目を感じさせていたらしく断られた。
となると俺にできる親孝行は……嫁さんや孫の顔を見せてやることか?
前途多難……。