c:餌縷々『アクア=エリアス』† 63Ria

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270絵縷々たんFC
「はあ、あぁ、……ああぁいいっ」
 絵縷々は幾本ものルレットの触手によって、まるで空中高く掲げられていた。足を大きく広げられ、陰唇に深く突き刺さる触手に子宮を突き上げられるまま、そのまだ幼さの残る体を揺り動かしていた。
 体中、白い液が止めどなく滴る。触手の先からほどばしるその生暖かい液体は、絵縷々に芽生えたばかりの感覚をさらに増幅させる。子宮に満たされたそれが触手で掻き乱される度、体にかけられたそれがその温かさを残して肌をゆっくり伝う度、絵縷々は身悶えんばかりに心を掻きむしる。
「やあぁ、はぁあいいい……」
 白い液体に汚された装束。しかし体は快感に狂おしく悶える。
 白い液体に汚された尻尾付き******。しかし目は快楽に視線も定まらぬ。
「あぁ、はあぅ、ぁん、ぁん、ぁん」
 まるで触手に吐き出されているかのように、絵縷々の口から矯声がもれる。
 子犬のような、可愛らしい声であった。――だが、一抹のせつなさがこもる。
《最後に望みを聞いてやろう。どうされたい?》
「うぁ、……寒いよぉ、せめて、……ふぁっ、暖かく抱き締めてぇ、んうぅ」
 目から涙を流しながら、絵縷々は嘆き願う。
 ルレットの触手がさらに絵縷々にまとわりつく。そして彼女を包み込み、ルレットの元に抱き寄せる。
「あぁぁ、すごくあったかいよ、きもちいぃよ、いぃ、いぃぃぃぃ……」
 折り重なる触手の中で、完全に悦楽の中に沈んだ絵縷々の声。絵縷々は極上の快楽を見い出したかのようだった。
 くぐもった矯声が、ルレットの触手の中から響く。
 そのうち絵縷々は身体の実感を失い、意識を失い、やがて快楽の感覚に包まれる中で、魂ごと果てた。
 ――絵縷々は最期に香しい花を見たのだろうか?
 ルレットの触手は、吸収しきれなかった絵縷々の尻尾付き******を吐き出した。白い液体にまみれたその尻尾付き******は、彼女の最期の心中を物語るかのように、わずかだが奇妙に歪んでいた。